スタジアムツアーの参加者。LAギャラクシー財団は、サッカーを通じてコミュニティーの前向きな変化を支援する

 リトル東京サービスセンター(LTSC)の青少年プログラム参加者とその家族がこのほど、カーソンのディグニティー・ヘルス・スポーツ・パークを訪れ、LAギャラクシー財団が主催した特別スタジアムツアーとサッカークリニックに参加した。

 参加者は、通常は一般公開されていない記者席やメディアエリア、試合中継や場内演出を管理する制作室、プレミアムラウンジ、フィールドレベルの運営エリアなどを見学。プロスポーツチームを支えるさまざまな職業について学ぶ貴重な機会となった。

サッカークリニックでボールを追いかける子どもたち

 案内役を務めたLAギャラクシーのコミュニティーリレーションズ兼財団ディレクターのガブリエル・オソリオさんは、「今月はLTSCとのイベントがこれで2回目。私たちは年間を通じてLTSCと協力しており、今日は子どもたちに試合のない日のスタジアムの舞台裏を見てもらいたかった」と説明した。

 ツアーでは、試合当日の運営が選手だけでなく、放送や広報、映像制作、警備、スタジアム運営など多くの専門スタッフによって支えられていることが紹介された。

 オソリオさんは「私たちはサッカークラブですが、試合当日には選手以外にも本当に多くの人が働いています。スポーツに興味があるなら、選手以外にもさまざまな仕事の可能性があります」と子どもたちに呼びかけた。

 ツアー終了後はフィールドに移動し、サッカークリニックを実施。子どもたちはギャラクシーの本拠地で思い切りボールを追いかけながら、サッカーを楽しんだ。

 イベントの最後には、7月22日のセントルイス戦の観戦チケットが贈られた。

LAギャラクシーのコミュニティーリレーションズ兼財団ディレクターのガブリエル・オソリオさん(左)と、テラサキ武道館のライアン・リーさん

 参加した保護者の1人は、LAギャラクシーだけでなく女子プロリーグのエンジェル・シティーFCも観戦しているといい、「吉田麻也選手や山根視来選手をはじめ、日本人選手は技術力が高い。これからも多くの日本人選手が米国で活躍してほしい」と期待を寄せた。

 LTSCが運営するテラサキ武道館でスポーツプログラムを担当するライアン・リーさんは、「スポーツの力は競技そのものだけではありません。仲間との思い出をつくり、人とのつながりの中で社会性や感情面の成長を経験できることにも大きな価値があります」と青少年スポーツの教育的意義を強調した。

 今回のイベントは、LAギャラクシー財団とLTSCの継続的な協力関係の第2弾として実施された。5月には、LTSCがギャラクシーのコミュニティーパートナーとして試合に招待され、寄付金の贈呈やチケット提供、募金活動支援などが行われた。

5月2日、ギャラクシー財団から贈られた2500ドルの寄付を受け取るコミュニティーパートナー、LTSCのノエル・イトウさん(中央)

 LAギャラクシー財団は、メジャーリーグサッカー(MLS)のLAギャラクシーが運営する非営利団体。サッカーを通じて南カリフォルニアの地域社会に前向きな変化をもたらすことを使命とし、「ユーススポーツ」「健康とウェルネス」「インクルージョン(包摂)」の3分野を活動の柱に掲げている。

 オソリオさんは最後に、「人種や民族、障害の有無にかかわらず、サッカーは全ての人のためのものだと私たちは信じています。スポーツの力で人々を結び付けるこの活動に誇りを持っています」と語った。 (長井智子、写真も)

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