
シニア向けプログラムのNPOである「Keiro」は11日、新型コロナウイルスの影響を受けて同団体の今後の活動について代表兼CEOのジーン・カナモリ氏が以下の声明を発表した。
新型コロナウイルスは、私たちの生活の全てに多大な影響を与えている。人々との付き合い方や、食べ物の受け取り方、さらには仕事のやり方に至るまで、あらゆるものが変化してしまった。私たちは、自宅待機命令(Safer at Home)が緩和される日を心待ちにしているが、たとえその日が来たとしても、すぐに生活が普通の状態に戻るわけではないということを十分理解している。「(感染者数の)曲線を平たん化させる」ことを推進すべく、皆が協力しているが、このウイルス自体の解明も感染を防ぐ方法も確立していない。残念ながら医療の専門家たちは、私たちがかつて知っていた「普通の」状態に生活が戻るまでに、何カ月も、あるいは何年もかかるかも知れないと指摘している。

Keiroのミッションは、私たちのコミュニティーにいる高齢者の生活の質を向上させること。そしてそれは、私たちのコミュニティーにいるあらゆる人々—高齢者、介護者、そして私たちにとって大切な人々—の健康と安全を守ることも意味する。慎重に検討した結果、Keiroは年内に開催する予定の直接人と人が会うイベントを全て別の形式に変更することに決定した。この中には9月の「敬老の日フェスティバル」と10月の「Keiroシンポジウム」も含まれる。このウイルスが終息するか、あるいは誰もがワクチンを利用できるようになるまでは、大勢の人々、とりわけリスクが高いグループに該当する高齢者を多数集めることは無責任だと私たちは感じている。
Keiroは今後数週間以内に、当初予定していたプログラムの変更計画を発表する。Keiroは引き続きコミュニティーパートナーと協力し、私たちのコミュニティーにいる高齢者の変化しつつあるニーズに対応すべく、有意義で効果的なプログラムを提供していく。
変わらぬご支援とご協力に感謝をする。
代表兼CEO
ジーン・カナモリ