さくらガーデンズを経営するパシフィカ社は5月18日に、毎年の継続的な営業損失を理由に7月20日をもってICFを閉鎖すると発表した。ただし、さくらガーデンズのその他の施設は引き続き営業されるというのが、当日時点での状況。老人ホーム改革を啓蒙するカリフォルニア・アドボケーツ・フォー・ナーシング・ホーム・リフォーム(CANHR)」のマイク・ダーク弁護士はこの日、立ち退きと闘うための行動計画の概要を説明した。「さくらガーデンズの住人は施設入居者でなく隣人だ。常にそのために闘う価値があるコミュニティーである。パシフィカは7月20日をさくらICFの閉鎖日としているが、ここにいる人々はそれを防ぐ力を持っている」と述べ、立ち退き不当の訴えや一時的な差し止めなどの法的措置がとれる可能性について触れ、「できることはまだある」と話した。
受賞者は、フランシーヌ・イマイ、マイケル・トージ、ケン・ナカヤマ、カリー・ホリエ・アディソン、マーガレット・ミヤウチ・ルオン、ショウコ・コシカワ、松本健医師、マセオ・エルナンデスの各氏。またボイルハイツ近隣協議会からデビッド・シルバ、ビビアン・エスカランテ、キャロルズ・モンテスの各氏も表彰された。
ウォーレン・フルタニ氏は、「SOSは、さくらICFだけでなく、地域のさまざまな問題のための闘いの最前線に立ってくる。われわれが高齢者の救済について話すとき、それは別のグループの人々について話しているのではなく、われわれ自身を、われわれのコミュニティーを救うことについて話しているのだ」と強調した。
一連の表彰の後、「皆で踊りましょう、正当を求める一般人として、ひとつになるために」というレイ・フクモト師の呼び掛けに応じて輪を作った参加者は、2年ぶりの盆踊りのステップを踏んだ。最初の1曲はモダンな盆踊りの名曲「万物のつながり」、そして次は「幸せサンバ」。パシフィカ経営の施設で新型コロナにより亡くなった122人の高齢者のために、小さな盆踊りの輪が揺れた。【エレン・エンドウ、長井智子、写真=マリオ・レイエス】