先日来、久しぶりにコンピューターでラノベを呼び出してみた。しばらく見ないうちに面白そうな小説がたくさん。今までに読んだシリーズ物の続編がそろそろ出てくるのではとか、同じ作家の別の作品はどうだろうとか気になるものも多い。
 親しくしてもらっている人から薦められた本も現在2巻刊行されており、そのコミック版も発売されている。ジャンルはホラー+(プラス)ミステリー系で、僕の好きなSFやファンタジーからはちょっと離れているが、おどろおどろしさやスプラッターがないのがいい。これも次巻待ちだ。
 以前にも書いたがWebに上げられているラノベは、素人が小説を書きたくて投稿する「(小説家に)なろう」「カクヨム」などの投稿サイトにアップされている小説類。中には何冊(と言っていいのかな)も書いている作家もいて、面白そうなものは随時書籍化されている。昔は自費出版でしか人の目に触れることはなかったものが、今ではそういった人たちにも発表の場が与えられていると言えるだろう。
 これは僕の主観だが、ラノベや、今では新文芸(文学や小説とは別扱いになっているらしい)と呼ばれ長く続き売れそうなWeb小説は、書籍化からコミック化を経てアニメ化される流れが日本のラノベ書籍出版業界ではできているようだ。どうも末長く残る作品より、「短期決戦」を目指しているような気がする。逆に言うといかに早く売れそうなWeb小説を見つけ出し、書籍化にこぎ着けるかがこの手の出版社の腕の見せ所かも。へたすると1巻で消えてしまう可能性も…。
 実際に、期待していた小説の続編が打ち切られたことも。どうも自分の作品に飽きると途中で筆を投げ、次の作品に移るタイプの作家だったらしい。できれば最後まで書いてほしかった。
 かと思えば、「随分と間が空いてしまった」「これはもう終わりかな」とか考えていたところに続編が出てくることも。単なる遅筆だったようだ。うれしい誤算である。この手の作家の作品は焦らずに待つことにしよう。(徳永憲治)

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