ジョー・バイデンが米国大統領に就任してすぐの頃、どこかで上梅田と書かれていたのを目にした。「かみうめだ?」と思いきや次の瞬間思わずにやりとしてしまった。これまでも海外の国や地域の名称を漢字で表記したものは目にしてきたが、米大統領のものはほとんど記憶になかった。2代前のオバマ大統領就任の際には福井県の小浜市がラブコールを送ったのが報道され、来日の際にはぜひ訪問をと誘っていたがいまだだ達成されていない。
 たかが当て字と侮るなかれ、漢字で外国の国名や地名を表記することは江戸時代から始まり、明治までは通常の書き方として使われていた。第二次大戦後にはほとんどの外国の名称をカタカナで書くようになったが、米、独、露、豪、伊など国の名前は今でもイニシャルのように始めの一文字で表記するのを新聞やニュースで多く見掛ける。
 意訳で決めたと思えるものあるが、ほとんどの場合は当て字のようだ。剣橋、聖路易は意訳であてがわれた漢字表記。前者がケンブリッジで後者はセントルイス。象牙海岸共和国と書いて西アフリカのコートジボワール共和国のこと。この3つはいずれも発音とは離れた意訳なので書かれた漢字からは発音できない。
  米合衆国大統領の話に戻し、漢字での表記に挑戦してみた。現職のジョー・バイデンは常倍電でどうだろう。前述のオバマ大統領は馬楽尾場間、その前は常自物主、さらに前が微留区倫屯。ちなみに知人の日本人カップルが米国で暮らしていた時にできた子どもに、日英両語に表記が可能な名前をつけていた。ジョージ、ケント、トム。漢字で書けば譲治、健人、富(雄)。
 あと数人、近代の大統領の名前を漢字で書いてみると離茶度荷苦損、凛殿徐温村、地味可亜多阿とここまではそれなりにこぎつけたが、序音毛根出。ジョンFケネディーだがディを漢字では見つけられなかった。それから最後に忘れてならない前大統領のトランプ氏。怒鳴度吐乱符でいかがだろう。これは書き得て妙?と自負している。
 巣ごもり生活が長引く中、それなりに頭をひねり楽しいひと時が過ごせた。【清水一路】

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