渇水に備え市民に対しても芝生など屋外での散水の制限が求められることになる(AP)

 カリフォルニア州のメトロポリタン水道局(MWD)は26日、水不足の緊急事態を宣言し、6月1日から配水を制限する異例の措置を取る。ロサンゼルス・タイムズが報じた。
 3年目を迎えたカリフォルニアの干ばつに加え、気候変動による気温の上昇で水不足が深刻化。州内の主要な貯水池の水位が低下しているため、同局は南カリフォルニアの一部で十分な水を確保できない状態に陥っているという。これを受け、同局が水を供給している都市や小規模な水道事業者は、市民に対して屋外での散水を週1日に制限するか、あるいは使用量を制限する他の方法を課すことが求められている。これを守れない水道事業者は、同局から多額の罰金を科せられる可能性がある。
 MWDはカリフォルニア州水事業(SWP)とコロラド川を水源とし、6郡にまたがる26の公共水道機関に配水し、州人口の約半数に当たる1900万人に水を供給している。カリフォルニア州の水道水を統括する水道資源局は3月に、記録的な干ばつのためSWPに対する割り当て量を15%から5%に削減すると発表しており、SWPに依存度の高い地域での水不足が懸念されていた。対象となる地域は、ロサンゼルス北西部、ベンチュラ郡、サンゲーブリエルバレーの一部、インランドエンパイアの一部などで、今回の措置は約600万人に影響を及ぼすという。
 ニューサム知事は3月、都市部の水道業者に対し、より積極的な節水対策を実施するよう命じ、地域の干ばつ対策計画の「レベル2」を発動し水不足に備えるよう要求した。また、州水道委員会に対し、大規模な商業施設や企業が有する観賞用の芝生への水やり禁止を検討するよう指示している。

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