
ロサンゼルス市長選の開票が進む中、12日、管理当局はカレン・バス米下院議員が、不動産業者で億万長者のリック・カルーソ氏に9463票の差をつけて首位に躍り出たと発表した。
投票日翌日の9日はカルーソ氏が1万2000票リードしていたが、開票が進むにつれその差は縮まった。
カルーソ氏は11日まで2695票のわずかなリードを保っていたが、同日夜にはバス氏が追い抜いた。バス陣営のキャンペーンマネジャーを務めるジェニー・デルウッド氏は「良い感触を得ている。バス氏は市長としていつでも仕事に取りかかる準備ができている」と語った。
開票率67%の12日時点で、バス氏30万6990票(得票率50・78%)、カルーソ氏29万7527票(得票率49・22%)となっている。
独立系アナリストによれば、少なく見積もってもまだ27万票の開票が残っており、その大半は郵送によるもので、最終結果が出るまでにはあと数日から数週間かかると推測されている。集計が終わった時点で、両候補の差が0・5%以下の場合は、自動的に再集計が行われる。
また、8日の投票以来、他の主要な選挙についてもいまだ集計が続いている。注目のロサンゼルス郡保安官選挙はロバート・ルナ元ロングビーチ警察署長が現職のアレックス・ビラヌエバ保安官に25万9184票の差をつけてリードしている。している。