エジプトのカイロで開かれた護身術セミナー
護身術セミナーで指導する空手女子世界チャンピオンのエリサ・アウ選手

 空手女子世界チャンピオンのエリサ・アウ(米国)と東京五輪空手女子形代表の國米櫻(米国)が15、16日、小東京のテラサキ武道館(249 S. Los Angeles St.)で2日間の女性向け護身術セミナーを開催する。「性別に基づく暴力(Gender Based Violence = GBV)」をなくすための世界的取り組みを行うキフアメリカ(KIF USA)と全米空手道連盟(USA-NKF)が主催する。
 ジェンダー平等、女性に対するあらゆる形態の差別と暴力撤廃のために、女性の権利を促進し擁護支援する「国際ジェンダー事業」として、国際キフ機構(KIF)と世界空手連盟(WKF)および国連人口基金(UNFPA)が協力し、官民パートナーシップ事業の一つとして「ガーディアン・ガールズ」空手プロジェクトを昨年10月に立ち上げた。発展途上国などに住む少女や女性を対象に、武道や護身術の訓練を通じて心技体をさらに磨き上げることにより、性別に基づく暴力撤廃を目指している。今年はすでにエジプトとカイロでセミナーを開催しており、今後はエジプト、スペイン、モロッコ、日本、アイルランド、ハンガリーを巡回する予定。

東京五輪空手女子形代表の國米櫻

 特別ゲストとして世界空手チャンピオン4回、東京五輪の日本代表で空手男子形優勝の喜友名諒が演武を披露する。またKIFUSA創設者でありトム・クルーズ主演のハリウッド映画「ラスト・サムライ」で準主演の信忠役を演じた俳優・小山田真、世界空手連盟の奈藏稔久事務局長、ロサンゼルス市議会のモニカ・ロドリゲス議員、在ロサンゼルス日本総領事館の曽根健孝総領事も出席する。当日のイベントは200近い国々に向けて発信される。
 15日(土)は午後6時半〜8時半、16日(日)は午後3時半〜5時半。対象は18歳以上の女性。どちらか1日だけの参加も可。無料だが事前の登録が必要。
 両日とも開始30分前より参加受け付けを開始する。参加者は当日、護身術の講習で身に着けるそろいのTシャツを受け取る。駐車場には限りがあるので早めの到着を推奨する。
 申し込みと詳細—

東京五輪空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒(左)と俳優の小山田真

 http://kifusa.org/guardiangirls/
 問い合わせ—
 Guardiangirls@kifusa.org

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