【徳永憲治】 最近AI(人工知能)という言葉が目に付くようになった気がする。
 対話型AI「チャットGPT」の開発者も上院の公聴会へ出席し、AIの規制導入や免許制にするなどして、安全性に重点を置くように促している。
 AIを利用して芸術作品を創ったり、人間と対話して回答を出したりと、利点も多いが、利用する情報が間違っていたりするととんでもない答えが出てくるそうだ。
 僕はチャットGPTとかは使ったことはないのでどんなものかは分からないが、アップルの「Siri(シリ)」やアンドロイドの「Alexa(アレクサ)」などは身近に使用している。主にドライブする時のマップや、カップ麺のタイマー代わりだけど。個人的にはアレクサがいい。僕の発音が悪いのは仕方がないとして、「Three minutes」とお願いするとアレクサは今のところ100%理解してくれる。シリはたまに「30分」とかやりだす。
 出だしの頃は「シリとアレクサはどちらが有能?」とか、もっとひねった質問をしては思わぬ返答に笑ったものだが、ある程度の量の質問にはあらかじめ返答が決まっていた模様。ここでAIが働き、似たような質問や内容を理解して返答を選んでいたらしい。
 しばらく前の話だが、「どうすれば世界が平和になるか」というコンセプトでAI同士を対話させたら、だんだん「戦争が起きるのは人間がいるから」「人がいなければ平和になる」という方向に話が進み、このプロジェクトは廃止になったとか。
 こんな話を聞くと「ダダンダンッダダーン(映画の『ターミネーター』の主題歌のつもり)」が思い浮かぶ。人工知能の発達、各種産業のコンピューターでの制御、世界中のコンピューター同士の連結。これらをつなぎ合わせれば「ターミネーター」は起こり得るのでは、とか思ってしまう。知らない方はスマホのAIに聞いてみてください。
 まだ歩き始めたばかりのAIだから、今のうちに確かな線路を敷かなければ、と思う今日この頃だ。(徳永憲治)

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