先日友人からメールが来た。写真付きで、「富士山に登った。71歳8カ月」。
当時、山裾は摂氏30度ほど、山頂は氷点下。11時間ほどかけて上り、6時間かけて下山。
先ごろ90歳の三浦雄一郎さんが富士山に登ったとニュースになっていたが、彼は冒険家、そうやって限界に挑むのが彼の生きがいなのだろう。
その点、ごく普通の一般人である友人、もともと健康に気を付けるご仁であったが、突然思いっきりのいいことをしたもんだ。70歳台の登山客は珍しくもないのだろうが、頭が下がる思いだ。引退の無い仕事をしているので健康には気を配っているはず。
先日病院へ行ったら、「引退したら日本へ帰るのか」と聞かれた。「親戚はいるがあまり付き合いもないし、帰る実家もないので行くとしたら旅行だね」と答えておいた。
ちょっと考えてみると、日本から来たいろいろな人との会話で、「日本旅行で日本に行く」と「日本旅行で日本に帰る」と話す人がいる。
僕らみたいに市民権を取ってこちらに定住している人を含め、「日本の方が住みやすそうだから日本に帰る」と考えている人たちも多くいるみたい。
「日本に行く」と言う人は生活基盤が完全にこちらにあり、定住する意思がありそう。「日本に帰る」と言う人は、永住か定住か、それとも帰国かどうしようかと不安定。または日本に戻れる場所があるのではないかと考える。
ちょっと話がそれたが、まだ健康なうちに日本旅行はしたい。さすがに富士登山は考えていないが、観光地を回れるだけの体力はつけたいものだ。くだんの友人に会って、なんで突然富士登山を思い立ったのかも聞いてみたい。
ちょっと足が悪いので観光地を歩き回るのは無理かもしれない。団体旅行で要所要所を見て回るのもいいか。レールパスを利用して個人で行けば、穴場を巡ることもできるだろうか。
引退はともかく「日本へ行って」おいしい海産物をたらふく食ってみたいもんだ。(徳永憲治)
