
オレンジ郡サンタアナのバウアーズ美術館は21日から「大英博物館所蔵 北斎作品展 Beyond the Great Wave」を開催する。世界中の美術ファンに深い影響を与え続けている北斎の生涯と芸術的才能に光を当て、100点以上の絵画、素描、木版画、絵手本などの作品を展示する。2024年1月7日まで。

北斎(1760~1849年)は、「富嶽三十六景」の中で「神奈川沖浪裏」を制作しその名を歴史に刻んだ。この代表的な作品は人間と自然との永遠の調和を捉えており、北斎の70年にわたる輝かしいキャリアを網羅する推定3万点に及ぶ膨大な作品群の魅惑的な探求の焦点となっている。
同展では、保存状態の良好な初期の「神奈川沖浪裏」を展示する。バウアーズ美術館と大英博物館によるこの注目すべきコラボレーションによって、なじみのある作品にとどまらず数え年90歳でこの世を去る直前に制作された作品まで多様なコレクションを紹介している。キュレーターのアルフレッド・ハフトさんは「北斎展をバウアーズ美術館で開催できることを大変うれしく思う」と喜びを述べた。
絵画、素描、木版画、絵手本などの作品を通して、北斎の個人的な信念を掘り下げる唯一無二の機会を提供する同展では、北斎の初期のキャリア、名声の獲得、自然界や超自然界への憧憬、私生活、そして芸術を通して不老不死を求めた彼の探求心について知ることができる。北斎の作品は、同時代の他の日本の芸術作品とは一線を画し、強烈かつ個性的で主観的、エネルギーに満ちた崇高な作風が特徴で、見る者全てに強い感動とスピリチュアルな経験をもたらす。

北斎は生涯日本を離れることはなかったが、その芸術的才能は国境を越え、モネやゴッホといった西欧の芸術家やコレクターの心を魅了した。その背景には、北斎の天才的な技巧と無限の発想を理解し高く評価した学者や日本美術の支持者などがいて、北斎が美術界に与えた永続的な影響を確固たるものにした。同展では、大英博物館の北斎コレクションの構築に重要な役割を果たした6人の人物についても紹介する。
バウアーズ美術館では他にも、キュレーターによるプレゼンテーション(22日)をはじめ、日本酒イベント(11月4日、12月10日)、木版画(11月11日)、映画(11月26日)、アニメ(12月30日)、など、北斎に関連する有料のイベントやオンラインワークショップなどを開催する。
バウアーズ美術館(2002 N. Main St)の 開館時間は火~日午前10時から午後4時まで。月曜および祝日休館。チケット(「北斎」と一般入場券を含む)は 大人28ドル、シニア(62歳以上)および学生(12歳以上)25ドル。駐車場は6ドル。
「大英博物館所蔵 北斎作品展 Beyond the Great Wave」および関連イベント、チケットに関する詳細は電話714・567・3600。またはウェブサイト-
www.bowers.org
