ぽかぽか陽気が漂う球春のこの時期、日本ではプロと高校の春の甲子園大会、米国ではもちろん大リーグの開幕が間近に迫りワクワクする。そんな中、今季の大リーグは韓国で幕が開くため例年よりも1週間早く何か得した気分。そのシリーズ1戦目は先発ダルビッシュと大谷の初対決が見もので、2戦目はメジャーデビューの山本が打たれないかと心配でならない。
 日本人大リーガーを数えてみると、今季は新人3人が加わり11人もいるため登板日や毎日の選手の活躍を確認するのが忙しくなる。日本人選手は遠征でアナハイムにも来るので、大谷が抜けたため客足が遠のくと思われるエンゼルスとの試合にも足を運び応援してほしい。一方、マイナー契約ながら実力のある日本人選手もおり、頑張ってはい上がってもらいたい。
 皆さんが最も気になる選手は、もちろん大谷だろう。右ひじ手術の影響で今季は打者に専念するため、飛躍が期待できる。さらに、先日には結婚を発表し、奥さんの強力なサポートを得て打ちまくってほしい。相手の方は公表されていないが、「うちに食べに来て」(飲食店経営者)や「入会してほしい」(大学同窓会関係者)など、待望する声が聞かれおもしろい。だが、「普通の日本人」(大谷選手)ということなので、もしもどこかで見かけても、そっとするのがいいだろう。
 大谷がドジャースと契約して数日後に各所に出来た壁画が話題になり、小東京の活性化のためにぜひ欲しかった。今季はダメかとあきらめていたそんな時に、都ホテルの外壁に大谷の代名詞、投打の「二刀流」の勇姿がお目見えすることになった。現在、制作中で、韓国シリーズ開幕の前日に完成するといい最高のタイミング。巨大な白壁のキャンバスは、他所の壁画よりもはるかに大きく、すぐ近くに建つ小東京のランドマーク、やぐらと共に写真に納めれば、「インスタ映え」間違いなし。新たな観光名所となり地元の経済効果に期待が寄せられ、壁画制作の関係者の方々に感謝したい。欲を言えば、球団関係者を招いた完成式典を開いてもらえれば、小東京の宣伝にもなるので、なおいい。
 そんなこんなで、間近にせまった開幕が待ち遠しい。(永田 潤)

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です