

2月23日に64歳になられた天皇陛下の誕生日を祝うレセプションが2月29日、総領事公邸で開かれ、招待客約400人に和食を振る舞い、野点と三味線演奏でもてなし祝った。曽根健孝総領事は、能登半島地震の復興支援に対し謝意を表し、日米関係の促進と地域社会との関係強化に意欲を示した。
レセプションには、地元政財界や日系諸団体の代表、叙勲受章者など、日米交流を支える多くの親日家が顔をそろえた。すし、刺し身、和牛といった料理に加え、地酒、焼酎、日本のビール、緑茶、和菓子などが会場を彩り、和食を世界に売り込む日本の取り組みを全面に押し出した。

あいさつに立った曽根総領事は、陛下の公務について「皇后陛下を伴った昨夏のインドネシアへの公式訪問など、パンデミック後に国際親善に努めておられている」と紹介した。陛下が誕生日の会見で述べられた、自然災害や地球温暖化、貧困などによる困難な世界情勢について「陛下は互いを尊重し理解する国際協調の大切さを語られた」と説明した。総領事は「陛下の思いを(総領事館が管轄する)南カリフォルニアとアリゾナにおいて草の根活動で実行したい」と抱負を述べた。
「ビッグニュース」として、レセプション前日にドジャースの大谷選手が結婚を発表したことに触れると会場はどっと湧いた。また、日本から海を渡った地元の野球、サッカー、バスケットボール選手らの名を挙げ「成功を楽しみにしている」とエールを送った。
そして、新年の日本を襲った不幸な能登半島地震の被災地の早期復興を願い、米国からの寄付などの多大な援助に深謝し、「震災は心が痛むが、米国からの支援により日米の友好と絆を感じることができた」と敬意を表した。さらに、4月の岸田首相の米国公式訪問は、太平洋地域の政治、安全保障、経済などを話し合う大変重要な機会であることを力説した。

2022年9月の当地着任以来、こなしている自身の公務については、「日系社会と日本、日系企業、日系米国人に焦点を当てて支援し、共に力を合わせて活動している」と説明。日米関係については、若い世代の日系人の人的交流とさまざまな学校で行う日本語教育を含む言語交換に意欲を示した。また、多様性のある地元のAAPI(アジア・太平洋諸島系米国人)、アフリカ系、ユダヤ系、ラテン系、アルメニア系社会などとのパートナーシップの継続を約束した。発表が迫るアカデミー賞については「日本の3作品が候補に挙がっている」と、受賞に期待を寄せた。
会場では飲食ブースに加え、日本政府観光局(JNTO)と栃木県が名所や穴場の案内を行い、また日系企業は「ゴジラ」や「ガンダム」「パックマン」などの日本の人気キャラクター紹介し、それぞれのグッズを配布して来場者を喜ばせた。

