
小東京の高野山米国別院(342 E. 1st St.)は、広島・長崎原爆犠牲者の80周年追悼法会を3日(日)午後2時から3時まで執り行う。「全米広島長崎原爆被爆者協会(ASA)」との共催。また、今年はロサンゼルス仏教会連盟(LABTF)と日米文化会館(JACCC)も参加する。
法会は、LABTF会長のウィリアム・ブリオネス輪番を導師に、東本願寺別院、西本願寺別院、禅宗寺、ウェストコビナ仏教会、そして高野山別院の僧侶が出仕する。特別ゲストスピーカーには、ASA会長で広島の原爆被爆者でもあるハワード・カキタさんを迎える他、広島市・長崎市両市長からのメッセージも披露される。
法会では、参列する被爆者や各団体の代表者が高野山米国別院にともる「広島平和の火」から採火したろうそくを献灯する。この火は1984年のロサンゼルス五輪の直後に広島から届けられたもので、当時のロサンゼルスのトム・ブラッドリー市長が受け取った。市長はこれを「平和と正義の象徴であり、原爆の悲劇を二度と繰り返さないための記憶のともしび」として高野山米国別院へ託したことから、89年以来、永久にともされ続けている。高野山の僧侶たちは毎日火の前で平和の祈りをささげている。
広島とロサンゼルス、二つの都市にともるこの火は「全ての核兵器が廃絶される日まで」消えることはないという。平和のメッセージは、核兵器や戦争の脅威、世界情勢の不安定さ、都市部での不安が続く現代において、ますますその重要性を増している。
