2025年度の新女王決定の瞬間。キミ・ルックさん(左から4人目)が新女王に輝いた

昨年度女王のモーガン・ジーさんに王冠を被せてもらうキミ・ルック新女王

 第83回二世週祭で、新しい時代の幕が開いた。小東京のアラタニ劇場で9日夜に開催された戴冠式において、ガーデナ・イブニング・オプティミスト・クラブ推薦のキミ・ルックさんが新女王に選ばれた。ルックさんは25歳。マサチューセッツ大学ボストン校で運動学を専攻し、生物学を副専攻した。現在は、医療リハビリテーション技術者、また心臓専門クリニックの医療助手として勤務している。女王としてのビジョンを尋ねられ、「医療分野の経験から、人に寄り添う姿勢や共感する心を培ってきた。患者さんにも、地域の方々にも、支えと温かさを届けたい」と語った。

 ファースト・プリンセスはサンファナンドバレー日系コミュニティーセンター推薦のミーガン・アユミ・ミヤモトさん、ミス・トモダチにはパサデナ日本文化会館推薦のミカ・フミヨ・メグミ・ジョーさんが選ばれた。

 候補者たちは和装やモダンなステージ衣装を着用し、日舞やスピーチを披露した。司会は女優で元二世週祭女王のタムリン・トミタさんと、ニュースアンカーのデイビッド・オノさんのコンビ。ユーモアを交えて候補者の緊張をほぐしつつ、イベントを盛り上げた。

ヘレン・オオタ二世週祭実行委員長(左)から表彰状を贈られるグランドマーシャルに選ばれたトーマス・イイノさん(中央)。右は昨年度女王のモーガン・ジーさん

 今年は戴冠式と同時に、二世週財団が選出したグランドマーシャル、パレードマーシャル、インスピレーション賞、フランシス・K・ハシモト・コミュニティー・サービス賞の表彰式も行われた。グランドマーシャルのトーマス・イイノさんは受賞者を代表し登壇し、日系3世である自身や仲間を導いてくれた偉大な2世たちの名を挙げて感謝の意を表した。そして、「人類という長い歴史の中で、人の人生はほんの一瞬のきらめきにすぎない。だからこそ、幸運にも明日の朝、また目を覚ますことができたなら、前向きであること、思いやりを持つこと、そして与える存在であることを忘れてはならない。これこそが二世週祭の精神だ」と語った。

 戴冠式の翌日には、新女王とプリンセスはグランドパレードに着物姿で登場し、フロートに乗ってデビュー。任期中は、ロサンゼルスの日系社会の代表として各イベントに参加し、名古屋、ハワイ、サンフランシスコなどを訪問。文化交流親善大使として、日系文化の魅力を発信する。(長井智子)

2025年度の二世週祭新女王をコート

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