

ワールド・シリーズ3連覇を目指すドジャースは4月27日、日本のポップカルチャーや伝統文化を紹介するイベント「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」を本拠地でのマーリンズ戦の前に開催した。米女子プロサッカー(NWSL)、エンゼルシティーの遠藤純選手が始球式を務め、ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんが米国国歌をエレクトーンで演奏し、イベントに花を添えた。
開門直後のセンターフィールドの広場のステージでは、日本人アーティストによるミニコンサートが繰り広げられた。DJ Yukoさん、民謡の「和楽コレクティブ」、ロックのYoyokaファミリーバンドが演奏し、ファンを熱狂の渦に包んだ。ボブルヘッド人形が当たるクイズでは、大谷と山本関連の出題に加え、元ドジャースの野茂英雄さんが達成した無安打無得点試合に関する問題が出され、会場は盛り上がった。

遠藤選手へのインタビューも行われ、「試合で最も思い出に残っている瞬間」を問われると、日本代表としてのワールドカップや五輪ではなく、「けがから復帰した時に送られたファンからの大きな声援」と回答。「クラブやチームメート、ファンの支えがあったからこそ、復帰できた」と感謝の言葉を述べた。
フィールドでは、室田幸靖総領事と、今夏に第84回を迎える二世週祭のヘレン・オオタ実行委員長、二世週祭女王のキミ・ルックさんとプリンセスたちが笑顔を振りまき、祭りへの来場を呼びかけると大きな拍手が送られた。
始球式のマウンドに上がった遠藤選手は深々と一礼した後、野球のボールでサッカーのリフティングを披露し、ファンを喜ばせた。佐々木選手のグラブにめがけて投じた一球は「ストライク」となり、喝采を浴びた。

この夜の試合では特別パッケージの購入者に、日の丸の赤を基調として国旗や富士山、桜、松などをあしらった特製ジャージーが配布された。早速着用する親日家の姿も見られた。また、一夜限りのカツ丼、テリヤキ牛丼、鶏唐揚げサンド、クリスピーポークの日本食メニューが販売され、人気を呼んだ。
室田総領事は「日本と日本文化を紹介してもらい大変感謝している。日本に好感を持つファンが多いことが分かり、とてもうれしい」と述べた。大谷、山本、佐々木の日本人トリオについては「最高の日米親善大使」と称し、「これからも活躍に期待したい。この3人がいれば、私がいなくてもいいような気がする」と冗談交じりに語った。オオタ委員長は、「これだけ大勢の人に祭りへの参加を呼びかけることができた。二世週祭の見どころは多いが、特に今年はねぶたが初登場から20周年を迎えるため、例年以上に盛り上がるだろう」と述べた。

試合は一回、大谷が先頭打者安打で出塁した後に得点しドジャースが先制。先発の山本が逆転を許したが、2—4の九回に大谷が走者一、二塁のチャンスで右二塁適時打を放ち1点差に。スミスが空振り三振に倒れが、次のタッカーの右前2点打で逆転しサヨナラ勝ちを収めた。(永田潤、写真も)




