

オレンジ郡を拠点に活動する社会奉仕・慈善団体「So―Phis(ソーフィス)」はこのほど、アナハイムのアナハイム・ヒルトンで、活動資金集めを目的としたファッションショーを開き、観客650人を魅了した。ブティックセールと、サイレントオークション、昼食会を合わせて催し、盛り上がりを見せた。
So―Phisは68年の活動実績を誇り、シンシア・タニ会長によると、現在は28人の日系女性会員で構成されている。設立時に掲げた「支援を必要とする地域の人々への貢献」を旗印に、イベントの収益は日系コミュニティーの非営利組織を中心に還元している。昨年度のチャリティーは28件に上り、日系ではリトル東京サービスセンター、テラサキ武道館、全米日系人博物館などを支援した。タニ会長は「資金提供には、支援先のプログラムを見極めることを重視している」と説明し、設立者の理念を継承していることを強調する。

毎春恒例のファッションショーは今年で66回目を数え、「愛とは…」をテーマに、地域コミュニティーにおける支え合いの大切さを訴えた。「希望太鼓」の迫力ある演奏で幕を開け、司会を務めたABC7のニュースアンカー、デイビッド・オノさんと、俳優で脚本家のアーロン・タカハシさんの2人がユーモアを交えながら場を和ませ、So―Phisの活動や参加ブランドを紹介した。

ファッションショーは、「Tierra Murra」「Hide & Squeak Kids」「Ryoko Rain」のデザイナーズブランド3社が参加。幼児からシニアまで、主に日系人のボランティアモデル46人が、日系ボーカルグループ「グレートフル・クレイン・アンサンブル」の歌声に合わせてランウエーを笑顔で歩き、会場を華やかな雰囲気に包んだ。最新ファッションを着こなしたモデルたちは、素人ながらもプロ顔負けのポーズを決めるなどして、拍手を浴びた。
販売にはハワイからの5軒を含む38ブースが参加。和服、洋服、手さげや肩かけのかばん、巾着、小物入れ、陶器、ジュエリー、着物をモチーフにした置物などが販売テーブルを彩った。日系女性をターゲットにした、和や東洋の要素を取り入れた個性豊かな商品は、母の日のプレゼントにと購入する人が多く見られた。

タニ会長は、後援したスポンサー企業やファミリー財団、日系の非営利団体のそれぞれの名を挙げながら、「So―Phisを支えてくれる皆さんに心より感謝を述べたい。皆さんの多大なる支援のおかげで、われわれの先見の明ある設立者たちが抱いていた夢や志が実現している。今後も末永く、このレガシーを継承していけるよう活動していきたい」と述べた。


