南加静岡県人会(江河正晴会長、会員180家族)は2月25日、2012年度新年総会ならびに敬老親睦会をモンテベロのクワイエットキャノンで催した。集まった来賓や会員約75人は、互いに親睦を深めるとともに、今年、喜寿、傘寿、米寿を迎える会員の健康と長寿を祈念した。
今年で3期目となる江河会長はじめ、役員のほぼ全員が留任で承認された。江河会長は今年の目標として、「同会の偉大なる遺産の継承」「自身のルーツを学ぼうとしている若者を会員として迎える」の2点を掲げた。また、日英両語で同会の最新情報が掲載されたウェブサイトも随時更新しており、会員にアクセスを呼びかけた。
昨年8月に他界した婦人会会長の柴洋子さんに代わり、今年から小田光子さんが就任。小田さんは静岡県出身ではないことから、「同県の出身者で婦人会会長を希望する方はご連絡を」と呼びかけながらも、「今年1年間、江河会長のお手伝いに徹したい」と抱負を述べた。
昼食を挟んで行われた敬老会では、今年喜寿を迎える柴静江さん、米寿を迎える窪田美知江さん、三沢光枝さん、三浦政恵さん、宮城島賢さん、宮城島君子さん、滝川美枝子さん、ヤマモト・ジュンさんの計8人に、静岡県知事から表彰状が届けられ、この日出席した三沢さん、三浦さん、滝川さんの3人に、江河会長から手渡された。
今年傘寿を迎える草谷健二さん、宮ミハルさん、宮城島静子さん、柴妙子さんの計4人には、南加静岡県人会から記念品が贈られ、この日出席した柴さんに江河会長から手渡された。
江河会長はまた、東日本大震災の義援金として、会員から2115ドル、また県人会から1000ドルの計3115ドルが集まったことを報告。あらためて会員の協力に感謝した。
第2式のエンターテインメントでは、宇尾野ゆみさんが指導する「ひまわりカラオケ会」が美声を披露。亡くなった柴洋子さんは長年にわたり、同会の会長も務めていたため、メンバーは柴さんの追悼コンサートを行った。宇尾野さんは、「柴さんが亡くなって以来、毎日のように彼女の素晴らしさを思い出す」と述べ、「千の風になって」など、数曲をひまわりカラオケ会の会員らと熱唱した。
南加静岡県人会は、6月5日(火)にアナハイムで行われるエンジェルス対マリナーズの野球観戦の他、8月5日(日)にブエナパークのジョージべリス公園でピクニックを予定している。詳細は同会のウェブサイトで—
http://socalshizken.org
【中村良子、写真も】