連邦議会はこのほど、総額1兆1000億ドルの交通予算案を可決した。これにより、現在ロサンゼルスで計画が進んでいる鉄道2事業に1億3000万ドルが割り当てられる。
連邦政府からの予算割り当てが決まったのは、ユニオン駅からウィルシャー/ウエスタン駅までを結ぶ「パープルライン」をウエストウッドまで延長する「ウエストサイド地下鉄延長事業」と、「ゴールドライン」の小東京駅付近と「ブルーライン」「エキスポライン」の7街/メトロセンター駅を約2マイルにわたって結ぶ「リージョナルコネクター事業」(メトロレール接続)の2事業。それぞれに6500万ドルが割り当てられることになる。
ダイアン・ファインスタイン上院議員によると、今回の予算割り当てはあくまで一部に過ぎないといい、今後、リージョナルコネクター事業に6億7000万ドル、パープルラインのウエストサイド地下鉄延長事業に12億5000万ドルがさらに割り当てられることになっているという。また両事業には、2008年の住民投票で可決された提案R(交通事業への資金提供のための売上税0・5セント増案)からも予算が充てられる。
パープルラインの地下延長工事は、ウィルシャー/ラシエネガ駅までの第1期工事の予算が28億6000万ドル、リージョナルコネクターは14億2000万ドル。
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