カリフォルニア州で水不足問題が深刻化し、各地で節水対策が実施される中、ロサンゼルス市水道電気局(LADWP)によると、高級住宅地として知られるベルエアの住民が同市でもっとも水使用量が多いことが分かった。事態を受け、LA市議会はLADWPに取り締まりを強化するよう呼び掛けた。

 LADWPによると、ベルエアにある1世帯が、約100世帯の年間水使用量に相当する年間1180万ガロンの水を使用しているという。法律により住民の氏名や住所は公表されていない。
 現在までのところ、故障したスプリンクラーを使用している住民には300ドルの罰金が科せられるが、莫大な量の水使用を取り締まる条例はないという。
 ベルエアを管轄下とする第5区のポール・コレッツ市議は、同市法務官に水使用量が多い住民への罰則を厳しくし、必要であれば給水停止措置をとる提案もしている。
 一方、同市の8月の水使用量は2013年同月比で17%減少し、同市が掲げた16年1月1日までに15%減らす短期目標を早くも達成している。

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