役員の宣誓式は、弁護士の竹内ケビンさんの立ち合いの下で執り行われた。1月の理事会で承認された藤田会長ら役員11人が任務の全うを誓い、正式に就任すると、期待を込めた大きな拍手が送られた。
音楽教室の経営で成功を収める会長は、力説したハーモニーの重要性を、日系社会の「和」にたとえ「日本人社会と日系人社会が協調し、素晴らしいハーモニーを奏でて、未来の世代をより豊かにしたい」と熱望。理事とボランティアに起立を求め、会場の拍手を誘ってメンバーの士気を鼓舞した。「OCJAAが、よりいっそうコミュニティーの発展に役立てるように頑張りたい」と抱負を述べ、協力を求めた。
来賓を代表し、4人が祝辞を贈り新役員の前途を祝し、協会の活動をたたえ、さらなる発展に期待を寄せた。
林和俊首席領事は「日本文化を促進し、オレンジ郡での日系社会の遺産を継承している」と称賛し、日米関係の強化と日系社会発展のための協力関係の維持を願った。小橋隆太郎JBAオレンジ郡地域部会会長は「多様な事業を展開し、オレンジ郡日系社会の中心的存在である」と評価し、同協会との関係発展を願った。西元和彦・南加県人会協議会会長は、両団体の長年の協力関係を強調し「南カリフォルニアの日系社会のためにともに尽したい」と誓った。ジェフ山崎・南加日系商工会議所会頭は、南加日商主催の「歳末助け合い運動」への協会の多大な協力に謝意を表した上で「これからも力を合わせて社会貢献を果たしたい」と、コラボレーションの継続を希望した。
オレンジ郡日系社会の発展に尽力した個人と団体に贈る功労者の表彰で、続木宗明さん、新撰組レストラングループ、富士ナチュラル食品に記念の盾を授与した。また、協会の活動に協力するジョウ・ケビンさんに感謝状を贈った。【永田潤、写真も】