トヨタが発表したプラグインハイブリッドのRAV4・プライム
 日本メーカー5社が参加するロサンゼルス・オートショーが20日、ダウンタウンのコンベンションセンターで開幕し、世界初公開モデルを含む最新の約70車種がデビューを飾った。ゼロエミッションの電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、燃料電池車(FCV)など環境対応車が存在感を示した。

「充電中」をイメージしたポルシェのEV、タイカン4S
 日本勢では、トヨタはプラグインのHV「RAV4・プライム」、ホンダはHVの「CR―V」をそれぞれ初公開。日産、マツダ、スバル各社は主力の現行と来年モデルのガソリン車を展示した。
 時代の移り変わりを反映するSUVとスポーツカーのEVが登場した。フォードのSUV「マスタング・マッハE」、ポルシェの「タイカン4S」がお披露目され、会場でひと際目を引いた。ガソリンエンジンのハイパワー車で名を馳せた両社だが、環境への配慮と高い動力性能を両立させたことを訴えていた。
 最優秀環境対応車としての「年間グリーンカー」が21日発表され、乗用車部門ではトヨタ・カローラ、SUV部門はホンダ・CR―Vが受賞し、
ホンダのハイブリッド車「CR―V」。グリーンカー・オブ・ザ・イヤーに輝いた
日本勢の環境技術の高さを示した。ホンダの副社長スティーブン・センター氏は「環境対策への取り組みが評価された。ホンダはこれからも環境に配慮した車を作り続けていく」と語った。
 イベントは、22日から12月1日までの10日間、一般に公開される。チケットは、大人が月曜から木曜が15ドル、金、土、日曜が20ドル。大人はオンライン購入割引がある。シニア10ドル。6歳から12歳の子どもは6ドル、大人同伴の5歳以下は無料。開催時間は日によって異なる。
 詳細は電話213・741・1151。
  www.laautoshow.com
【永田潤、写真も】
グリーンカー・オブ・ザ・イヤーの表彰式で、展示された乗用車部門最優秀賞のトヨタ・カローラ(左)とSUV部門最優秀賞のホンダ・CR―V

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