「同じことが起こった」と話すのは、小東京で暮らすスティーブ・ナガノさん。「午前2時ごろ、2、3回破裂音がした。おそらくCO2キャニスターか何かが爆発したのだろう。ジェット機が低空飛行するようなごう音が30〜40秒ほど続いた。音は次第に大きくなり、われわれは目を覚ました」。ナガノさんは現場から半ブッロクしか離れていない集合住宅「寺町」で妻のパティーさんと暮らしている。
150人の消防士が現場に急行し炎に立ち向かった。消火活動は数時間続いた。一帯の交通は安全のために通行止めとなった。火災現場は、リトル東京サービスセンターのオフィスが入った複合集合住宅ビルの「カーサ平和」が隣接するが、けが人は報告されておらず、避難命令も出されなかった。
LAFDのブライン・ハンフリー本部長は、8日午前8時前に次の声明を出した。「一時は隊員150人が出動し、夜を徹して消火活動にあたった。今もなお78人が残り、しつこくくすぶる火災を完全に鎮火するためにホースを伸ばしたままの体勢を続けている。火災現場は広さ2万3790平方フィート、3階建ての石造建築で、5社が入居している。そのうち2社が1階で『喫煙具販売店』を経営し、2、3階を商品倉庫に使用していたと思われる」
ハンフリー本部長は、「爆発とその後の火災で負傷した消防隊員や一般市民はいなかったが、通りの反対側にあるホームレスの野営地に火が飛び、テントとごみが延焼した。また、火災を起こした3階建ての建物の全ての階に火が燃え広がり、最終的には屋根を突き破るまで火の手を上げた」と続けた。
前出のナガノさんは、「誰もけがをしなくて本当に良かった」と語った。「ベッドルームの窓から、カーサ平和からかと思われる黒い煙が見えた。シチズンのアプリを開いてビデオを見たら、カーサ平和からではなくて、3街とロサンゼルス通りの火事が映し出されていた。火災現場の反対側の野営地は燃えたが、幸いなことに誰もけがをしなかった。悪夢がよみがえったね。また同じことが起こった」と述べた。【写真提供=スティーブ・ナガノさん】
大同は威張りすぎ。電気製鋼の発祥は安来でしょうに。