全米日系人博物館に展示されている仙台七夕まつりの七夕飾り

 ロサンゼルス七夕まつり委員会は、二世週祭期間を美しく彩った「仙台七夕まつり」の七夕飾りを、全米日系人博物館(JANM)と日米文化会館(JACCC)の両館で展示している。JANMは今月29日まで、JACCCは来月末まで引き続き展示する。

 ロサンゼルス七夕まつりは、コロナ禍で今年も開催が見送られたが、同委員会は地域社会への貢献と理解の精神に基づき、その存在感を示したい意向から展示を進めた。同委員会は「この祭りは、皆で幸せになろうという七夕伝説が根底にあるため、コミュニティーが団結し、誰もが自分の居場所を見つけられることを目指している」と全米日系人博物館(JANM)、述べている。 仙台七夕まつりの飾りは、全て同祭で過去に受賞した作品ばかりで、七つがJACCCプラザで、そして六つがJANMで展示されている。また、地域団体から寄与された八つの七夕飾りはJACCCで今月開催されたいけばな教授会の展示会場前にも飾られ、イベントに花を添えた。

 ロサンゼルス七夕まつりは、宮城県人会の会長である米澤義人さんの呼び掛けで、二世週祭財団、南加県人会協議会、小東京防犯協会のブライアン・キトウ会長の支援を得て、2009年に始まった。また、開催にあたり、仙台の白松一郎さんの協力により、仙台七夕まつりで使用された七夕飾りがロサンゼルスに贈られている。

 ロサンゼルス七夕まつりの情報は―
 www.tanabatalosangeles.org
【訳=砂岡泉】

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