ロサンゼルス・タイムズ紙はこのほど、3月5日からオンライン版ニュースの有料化を開始すると発表した。ニューヨーク・タイムズ紙やウォール・ストリート・ジャーナルなど大手一部はすでに有料化に着手しており、今後これに追随する新聞社は増えるとみられる。
 タイムズ紙によると、オンライン版ニュースの有料化は、インターネットの普及にともなった紙面購読者数の衰退を背景に、収益の増加を狙ったもの。2011年9月には6カ月契約で57万5000部数あったが、5年前の同時期と比較すると20万部の落ち込みで、日曜版は同期比で約26万5000部減の90万部と、紙面購読者数の衰退が顕著という。
 デジタル購読料は、最初の4週間が99セント。その後は、日曜版の新聞がついたパッケージで1週間1ドル99セント、日曜版なしのデジタルのみの購読の場合は、1週間3ドル99セントと高くなる。紙面購読者は追加料金なくオンライン版にアクセスできる。
 一方、スマートフォンやアイパットからのアクセスは現在のところ無料だが、将来的には有料化にする意向という。また、デジタル購読を希望しない人は、30日間に15ストーリーを無料で読むことができる。
 デジタル購読とは別に、タイムズ紙は3月10日、紙面に週に一度、ライフスタイル欄「Saturday」を追加することも発表した。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です