メトロ理事会は22日、リージョナルコネクター事業(メトロレール接続)の環境アセスメント(EIS/EIR)最終版の決議を行わず、30日間の延期を決定した。決議は4月に予定している同理事会で行われる予定。
 先月行われたメトロ設計製作委員会(Planning and Programming Committee)のミーティングで、ファイナンシャル・ディストリクトやジャパニーズ・ビレッジ・プラザ(JVP)の代表者から工事手法に対し懸念の声が上がった。その後、メトロはそれぞれと協議の場を設けており、互いが納得する結論に達するまでさらに時間が必要と判断した。
 JVPの代表者は先月の公聴会で、鉄道開通には反対していないと前置きした上で、同プラザのほぼ真下に地下駅が設置されることから①地下駐車場建設などといった将来の開発事業に影響を及ぼす可能性②騒音や振動問題③ビジネスに対する補償と駐車場問題―の懸念事項を提出。ファイナンシャル・ディストリクトからは、フラワー通り周辺の工事手法「カット&カバー」や工事中のビジネスへの影響に対し懸念の声が出されていた。
 詳細はウェブサイトで―
 www.metro.net/projects/connector/
【中村良子】

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です