ロサンゼルス在住のジョン・金井さんが執筆した「そうだったのか! ニッポン語ふかぼり読本」がこのほど、知玄舎から電子書籍として発売された。海外にいるからこそ分かる日本語への興味と関心から生まれた、普段は気付かない日本語の奥深さをつづっている。
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 金井さんが日本人高齢者施設で行っているボランティア講演活動「ソーシャル・アワー」の基幹テーマは日本語。闊達(かつたつ)でウィットに富む日系高齢者とのやり取りの、そして私たち日本人がほとんど知ることがなかった日本語の隠れた魅力が満載の内容となっている。
 「閏年の怪」「御御御付け」の読み方は? 「可口可楽」とは何のこと? 「Japan」の語源には大いに納得—など、日本にいては誰も取り上げず、知らなくても気にならない数々の日本語、その奥の深さが明らかになる。それはかつて、はるか日本から太平洋を渡りアメリカ大陸で生き延びた日系アメリカ人が、たいせつに伝えてきた日本語に秘められた価値の再発見。日本語の摩訶不思議な奥深い味わいが詰まった一冊となっている。
 購入は、アマゾンや紀伊國屋などのオンラインのみで、電子書籍を読むための端末が必要。

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