ロングビーチにある人気カリフォルニア料理レストラン「The Sky Room 」でノロウイルスの集団感染があり、先月、一時的に営業停止していたことが1日分かった。
5月1日から9日までの期間に同レストランで食事をした客18人と、従業員3人が下痢や嘔吐、腹痛、微熱などノロウイルスとみられる症状を発症していた。
これまでのところ3人からノロウイルスが検出され、残りもノロウイルスに感染している可能性が高いという。
ノロウイルスの集団感染を受け、同レストランは5月22日から26日まで、消毒作業のため自主的に閉鎖。米国疾病対策センター(CDC)が提示している衛生管理ガイドラインにそって家具などのレストラン設備、エレベーターに至るまで蒸気洗浄を行ったという。
感染者は全員快方に向っているという。当局によると感染源はまだ特定できていない。
同レストランはロングビーチ港付近にあるブレーカースホテルの最上階にあり、夜は眼下に広がる夜景を楽しみながら食事ができるとあって人気のレストランとして知られていた。
CDCによると、ノロウイルス感染者は全米で年間190万から210万いるといわれ、うち570人から800人が死に至っている。生活衛生局によると、ノロウイルスの集団感染はここ1年では初めてのケースだったという。