先日のニュースで、トランプ政権が入国審査の見直しで米国への渡航希望者に対し、携帯電話の番号や登録した連絡先、ソーシャルメディアのパスワードの提出を強制する恐れがあるとWSJ紙が報じていたらしい。短期滞在者も対象で、日本などのビザ免除プログラムに参加する38カ国・地域にも適用される可能性があるとか。
 その後どこまで話が進んだか知らないが、アメリカ在住のアメリカ人に同じことを提案してみれば反応は明らか。へたすると弾劾される可能性がある。だからアメリカの安全といいながらも、外国からの人のみに適用するはず。
 ここでも差別をするとか…。以前の各政権でもテロ防止のためでも盗聴などは違法とか言ってなかったけ。
 テロ阻止のための措置としているが、今まで米国内で起こったテロ犯は、もちろん外国からの旅行者や移住者もだが、アメリカ国籍を持つ人もいたような記憶があるが。だから入国審査でいくら厳しくしても無駄なように感じるのは僕だけかな。
 でももちろんトランプさんは「全国民(?)」が選んだ大統領だから、彼がやることは全国民が認めるはずだ! なことは無いだろうが。
 政治家としてはまったく経験がないのは周知の通り。経済人としては不動産王といわれるように、手持ちの資産や土地をころがして利鞘を稼いでいるわけだから、それと同じような感覚で「おまえはくびだ!」的な政治を行うならば少々恐いかもしれない。
 なにより今のトランプさんのやり方は、冷戦時のソ連や中国、現在の北朝鮮のような『独裁政治』『身内重視』に傾いていないか、のほうが気掛かりだ。
 ときどき思うことがある。他の大統領が、今まで諸外国や国内のいろいろな派閥・団体に遠慮や考慮して、あえて手を付けなかった事柄にガンとくさびを打ち込んで、新しい風をアメリカに吹き込んでいく。そうやってガタガタに崩れたアメリカを再建して「アメリカ・ナンバー1」を目指しているのかも。
 …んなぁ、まさかね。【徳永憲治】

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