第1回ロサンゼルス市長選テレビ討論会。左からウィルソン氏、フォイヤーLA市顧問弁護士、バス下院議員、デ・リオン市議、ブスカイノ市議=22日 (AP)

 ロサンゼルス市長選に出馬した候補者が22日夜、選挙戦初のテレビ討論会を行った。会場となったロヨラ・メリーマウント大学で、カレン・バス下院議員、ロサンゼルス市議員のケビン・デ・リオン氏とジョー・ブスカイノ氏、ロサンゼルス市顧問弁護士のマイク・フォイヤー氏、元都市交通局理事のメル・ウィルソン氏の5人が登壇し、約1時間の討論を行った。米メディアが伝えた。
 ホームレス問題やロサンゼルス市警の人員拡大などが争点となる中、ウィルソン氏は住宅問題について言及し、特に労働者や中間層への住宅提供の必要性を訴えた。
 有力候補の1人に挙げられている億万長者で市民活動家のリック・カルーソ氏はスケジュールの都合で欠席したが、同氏に対しても辛辣(しんらつ)な意見が飛び交った。フォイヤー氏はUSC(南カリフォルニア大学)で起こった性的暴行事件を引き合いに出し、カルーソ氏が同校の評議会会長として安全に尽力しなかったと示唆。ブスカイノ氏も、カルーソ氏は反組合的であると非難した。
 UCバークレー政府研究所がロサンゼルス・タイムズと共同でカルーソ氏が市長選に出馬表明する前に行った世論調査では、バス議員が32%と大きくリードしたが、カルーソ氏とデ・リオン議員の両者が8%で続いた。 
 6月7日に行われる市長予備選の上位2人が、11月8日の決選投票で対決する。

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