コロナパンデミックのロックダウンから2年が過ぎた。ウイルスの変異が早く昨秋からのオミクロン株の感染拡大が収まってきたと思ったら、感染力の強い系統株BA・2が出現。第7波の予想もありまだまだ油断できない。
 この2年間、日本に行きたいと思っていた人たちの中には、たとえ家族が病気などの理由で行きたくても、水際対策対応のアプリをスマートフォンで使いこなせないことや、米国籍を取得したことから、行かれずに我慢をした人も多いようだ。まだ、自由な往来とは言い難い。
 リトル東京のホームレスもコロナ禍で急増し商店主たちの脅威になった。単に増えるだけならまだしも、器物損壊、けがをさせる、汚して歩くなどの被害が多く、目に余った。路上で注射針を見つけることも珍しくなくなったし、瓶や車の窓などのガラスの破片も多く、危険極まりない。先日、トリウミ・プラザからホームレスが立ち退かされたが、フェンスの周りにまだ数人が残ってテント生活をしている。きれいな街にして訪問客を呼び込み活気を取り戻したいところだが、一人二人が散らかすごみがすごい。
 木の小枝が折られて毎日のようにばらまかれている。風に吹かれて落ちているパームツリーの例ではなく、明らかに人の手で折られたもの。ひと月ほど前に拾った小枝が芽吹いていたので水に漬けておいたら、芽が膨らんで緑になってきた。出てきたらイチョウの形だった。イチョウの葉だと思っていたのは何だったの? 芽から出てくるのを初めて見てビックリ! 新発見できてよかったけれど、いつまでも花瓶で育てられない。木にとってはかわいそうなこと。小枝を折って捨ててほしくない。街路樹を植えても育たないのは当然だと思う。
 コロナパンデミック以来、映画も見ないできた。アカデミー賞のニュースも「そんな映画が作られていたんだ」というのが現実で、授賞式も見ていなかったが、いろいろあったようだ。助演男優賞の俳優さんはろう者で、彼が出演した作品が作品賞に選ばれた「CODA」。ぜひ映画館で観たいものと思った。映画館の入りは戻っているのだろうか? 戦闘地域は気になるしウキウキ気分ではないが出掛けてみたい。(大石克子)

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