火の着いたシャツが投げ込まれたゴー・フォー・ブロークの記念碑

 ゴー・フォー・ブローク・ナショナル教育センターは19日(木)の昼過ぎ、全米日系人博物館(JANM)とロサンゼルス現代美術館(MOCA)の警備員から「日系人部隊の碑から煙が上がっている」との急報を受けた。幸い、MOCAが発見時に対処したので教育センターが駆けつけた時にはすでに火は消し止められていた。
 MOCAの証言から誰かがスウェットシャツまたはTシャツに火をつけて、モニュメントのひつぎに投げたことが分かった。また、同一の人物が、それより先にMOCAのゴミ箱に火をつけようとしていたことも分かった。犯人は路上生活者とおぼしきアジア系の男性だったという。さらに同夜、同一人物がまた戻ってきて、今度はJANM前のプラザに火をつけようとした。JANMの警備員はロサンゼルス警察(LAPD)へ電話での通報を行なった。MOCAには監視カメラの映像があるので、今後、それが役立つ可能性はある。

トーチの絵の炎の部分焼け焦げた

 教育センターのジャニス・タンジ・ウォン氏は20日、LAPDで小東京/アート地区警官をまとめるホルヘ・ザンブラノ巡査長と、通常はスキッドロウ地区担当のパディヤ巡査の2人と面談した。調書が取られ、事件は放火または破壊行為と認定される可能性があるという。ザンブラノ氏によると最近は同様の事件が相次いでおり、前週の金曜には飲食店の街頭席で客が食事をしている最中に黒人男性が火をつけ、また、それより前にもアジア系の女性が同じことをしたケースがあるという。犯人は全員、路上生活者である可能性が高いという。
 同氏は「小東京ビジネス改善地区(LTBID)は予算が最も少ないので、LAPDが電話を受けてもすぐに駆けつけることができる要員がいない」と述べる一方、「アート地区には助けを求めるために連絡できる人々がいる」と述べた。小東京で起こっている犯罪のほとんどは窃盗や車上あらしで、ダウンタウンの「LAライブ」周辺で起こるような暴力的な犯罪は少ないとされている。ザンブラノ氏は今後について、小東京コミュニティーの人々と会って、LAPDの取り組みと、どのように互いに協力し合うことができるかについて、話し合うことができれば幸いであると述べた。残念ながら彼らも多くの通報に対して人員不足の状態にある。

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