今年後半に完成を予定しているリージョナルコネクター計画の「小東京・アーツディストリクト」駅の名称が、故ノーマン・Y・ミネタ元米運輸長官に敬意を表してささげられることになった。ロサンゼルス郡都市圏交通局(メトロ)の理事会が23日、発表した。
 メトロ理事会の議長でロサンゼルス郡の監督委員でもあるヒルダ・L・ソリス氏とロサンゼルスのエリック・ガーセッティ市長は、23日の理事会に命名の動議を共同で提出した。メトロのステファニー・ウィギンズ最高経営責任者が今後、準備に当たる。ジャニス・ハーン郡監督委員も動議を支持した。

ノーマン・Y・ミネタ元米運輸長官

 リージョナルコネクター計画ではA線(ブルーライン)、E線(エキスポライン)、L線(ゴールドライン)が延長され、乗り入れることになっている。開通すると小東京とアート地区を訪問する数千人単位の新たな乗客が同駅を利用すると見込まれている。また、L線(ゴールドライン)については段階を踏みながら、パサデナ—フットヒル間がA線になり、イーストサイドを走るL線がE線になることで、いずれは廃止されることになっている。
 提出された動議は「ミネタ元長官はアジア系米国人として初めて、ホワイトハウスの閣僚になったことをはじめ、さまざまな点で、多くのガラスの天井を壊した」「米国の宝であり、日系米国人コミュニティーに著しく貢献したミネタ元長官の偉業は将来に引き継がれる」と命名の意義を説明した。
 ミネタ氏は議員として正義を促進する法律を擁護した。現在、全ての公共バスを誰もが普遍的に利用できるのは、1990年の米国障害者法(ADA)の形成におけるミネタ氏のリーダーシップのおかげである。また同氏は88年の市民の自由法(強制収容された日系人への戦後補償)を共同執筆したことでも知られる。
 ミネタ氏の名前が公共財産である交通施設で表彰されたのはこれが2度目で、2002年11月、北カリフォルニアのサンノゼ国際空港に同氏の名が冠された。当時、ミネタ氏は、メトロのリージョナルコネクターとウエストサンタアナ支線の開発計画の議論に参加していた。
 今回の命名は、小東京ビジネス協会、ミネタ氏が理事長を務めていた全米日系人博物館、中華系米国人博物館、小東京近隣評議会、日系米国人市民同盟ダウンタウンLA支部、南加日系商工会議所、エコ・ラピッド・トランジット、小東京レガシー財団など、地元コミュニティーを支える組織から幅広い支持を得た。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。