二世週祭の女王を目指す候補者7人

 第80回二世週祭の開幕式が17日、小東京の全米日系人博物館で催され、武藤顕・在ロサンゼルス日本総領事、南カリフォルニア日系企業協会(JBA)の小林弘典会長、全米日系人博物館のアン・バロウズ館長らをはじめとする来賓と、各支援団体の代表ら約100人が参列し、伝統の祭りの幕開けを盛大に祝った。

グランドマーシャルの紹介を受け、大きな拍手に手を挙げて応えるジョージ・スギモトさん

 今年の実行委員長を共同で務めるナンシー・オオクボ氏とコーリー・ハヤシ氏が開幕を宣言し、各来賓が祝辞を贈った。関係者による鏡開きで活気づき、グランドパレードで踊る踊り2曲を紹介し、開幕に花を添えた。
 日系各団体から推薦を受けた7人の女王候補がお披露目され、グランドマーシャル、パレードマーシャル、名誉パレードマーシャル、さらにパイオニア賞6人、インスピレーション賞2組、コミュニティー・サービス賞1社の名前が発表された。
 二世週祭は、新型コロナウイルスのパンデミックにより2020、21年の2年続けて中止となり、バーチャルと一部対面式のハイブリッドで行われた。今年は19年以来、日系コミュニティーが待望する3年ぶりの対面式となる。8月13、14日と、20、21日の週末に日本文化を中心に書道、茶道、華道、武道、太鼓、民謡、舞踊など各種のイベントが繰り広げられる。小東京は1年で最も多くの人出でにぎわいを見せ、祭り一色に染められる。

開会のあいさつに立つ共同実行委員長のナンシー・オオクボ氏(右)とコーリー・ハヤシ氏

 開幕式ではオオクボとハヤシの2氏が、共同実行委員長としてそろってあいさつに立った。1934年に始まった二世週祭の長い歴史の中で、中断は第2次世界大戦以来2度目だったと述べ、コロナ禍のため2年連続で中止せざるを得なかった悔しさをにじませたが、「今年は対面式で開くことができ、とてもうれしい」と喜んだ。祭りの再開に協力した支援者とボランティア、コミュニティーのメンバー、スポンサーに謝意を表し、「皆で助け合って祭りを成功させよう」と呼びかけた。
 グランドパレードの踊りは演歌歌手、中村美律子が歌った「河内おとこ節」と、スムースジャズバンドとして知られるヒロシマの曲「ワン・ウイッシュ」の2曲。これまでパレードの振り付けを幾度も担当し2年前に亡くなった吾妻寿満子師に敬意を表して、同師の振り付けで過去のパレードで踊った2曲を選曲した。吾妻菊寿恵師ら吾妻流社中がパレードで踊りの列の先陣を切り、他の社中をリードする。一般を対象にした踊りの練習は8月2日(火)、4日(木)、9日(火)、11日(木)の4回、日米文化会館のJACCCプラザで行われる。

【写真上】「河内おとこ節」を披露する吾妻流社中【同下】ステージで「ワン・ウイッシュ」を踊る吾妻流社中。左から2人目が吾妻菊寿恵師

 二世週祭は、日系人文化と日本文化を多様な南カリフォルニアの人々に紹介することを目的とし、今年も日本文化を中心にさまざまな展示やイベントが、8月13、14日と、20、21日の2週にわたり繰り広げられる。二世週祭の主催イベントの他、同祭協賛のコミュニティーイベントも同時開催される。
 1週目の週末には祭りの呼び物のコロネーションボウル(13日午後3時、アラタニ劇場)と、グランドパレード(14日午後4時)の2大イベントが開かれる。ただし今年はコロネーションボウル前の晩さん会は新型コロナウイルスの感染防止対策のため中止される。また、コロネーションボウルは通常の夜から昼に変更され、時間も短縮される。伝統のベビーショーも中止された。
 また、同じ週末には全米日系人博物館の夏祭り(8月13日)、ロサンゼルス七夕まつり(13、14日)なども開催される。カーショー(13日)は、羅府本願寺別院の駐車場で開かれる。今年は入場無料。
 日系コミュニティーに貢献する個人や団体、企業を表彰する表彰ディナー(15日)と、パイオニアランチョン(17日)はどちらも小東京のダブルツリー・ヒルトンで行われる。チケットは二世週祭のウェブサイトから入手できる。

二世週祭関係者と来賓による鏡開き

 2週目の週末は日米文化会館のJACCCプラザでプラザフェスティバル(20、21日)が開催される。家族で楽しめるさまざまななアクティビティーが予定されている。食のイベント(20日)では地元シェフが提供する料理、ビール/酒ガーデンが設置される。夜には「サンセット・オン・ザ・プラザ」が開かれ、ポップアップのフードベンダーが軒を並べ、エンターテインメントが開催される。太鼓ギャザリング(21日)は、多くの太鼓グループが集まり演奏を披露する。
 日米文化会館では両週末とも盆栽や書道、茶道、いけばななど日本文化を軸に、無料の文化展が行われる。

  二世週祭の英語と日本語のウェブサイト—

 https://niseiweek.org/
 https://niseiweek.org/jp
 各賞受賞者と女王候補は以下の通り。(敬称略)
 ▽グランドマーシャル ジョージ・スギモト
 ▽パレードマーシャル マイアとアレックス・シブタニ兄妹
 ▽名誉パレードマーシャル ケリン・アコスタ
 ▽パイオニア賞 ケン・ハヤシ、森作正男、マイク・ムラセ、ヨシオ・ナカムラ、大川平三郎、マリオ・レイエス
 ▽インスピレーション賞 ビル・ワタナベ、パティとスティーブ・ナガノ夫妻、
 ▽フランシス・K・ハシモト・コミュニティー・サービス賞 風月堂
 ▽今年度の女王候補者 かっこ内は推薦団体。
 エミリー・シゲコ・クマガイ(サンファナンドバレー日系コミュニティーセンター)
 フェイス・スミコ・ニシムラ(ベニス日系コミュニティーセンターとベニス・ウエスト・ロサンゼルス日系市民協会)
 マイレ・タバタ・ヤングアス(米国日系レストラン協会)
 オードリー・エミ・ナカオカ(ガーデナ・イブニング・オプティミスト・クラブ)
 ロリー・ハツコ・メサ(パサデナ日本文化会館)
 アマンダ・アキコ・ヒライシ(イースト・サンゲーブルバレー日系コミュニティーセンター)
 クリスティーン・エミコ・ヤダ(オレンジ郡日系評議会)

お披露目された女王候補の7人。期待を込めた温かい拍手が送られた

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