あっというまに8月になってしまった。
今年は3年ぶりに二世週日本祭りが開催されている。例年ほど多くの催し物は無いが、これからまた始まるよ、と皆さん喜びに満ちている。毎年この時期を楽しみにしている人たちも、今年は喜んでいることだろう。
しかしながら喜んでばかりはいられない。最近のコロナ情報は以前ほどの危機感を感じさせないほどサラリと流されているように思う。実情はオミクロン株の変異株がいまだに猛威を振るっており、各地で毎日相当数の罹患者が亡くなっている。
米国内ではコロナワクチンを1回も受けていない人がまだまだいるようで、突き放した言い方をすれば、そのせいで罹(かか)っても自業自得としか思えない。願わくばウイルスをまき散らさないでくれるとうれしいかな。
さて、お祭りになると人が集まる。常識人はマスクをするが、そうでない人は「マスク、それ何?」とばかりにノーマスクで歩き回る。たしかにマスクをすると声はモゴモゴだし、レストランでの食事も不便、夏の盛りは顔がむれる。遊び仲間と楽しむべきお祭りも、マスクをしていればそのうれしさも半減。
分かってはいるが2年も我慢した後に制限が緩くなり、またもや「マスクをしようね」では言うことを聞く人は少ないだろう。我慢した生活がいったん緩くなったらもう元には戻せない、ということか。
最近はマーケットに行っても半数はノーマスクだ。実際、マスクはうっとうしい。買い物が済んで車の中でマスクを取ると顔半分汗びっしょり、窓から入る風がなんと涼しいことか。
コロナの症状も人によってまちまち。感染していても症状が出なっかったり、軽くてコロナとは思わなかったり。逆に普通の夏風邪でも熱が出たりすると罹ったのではと心配になる。「あれ、どうかな」と思ったら、せっかく無料で家庭でテストできるキットが配布されているので利用しようよ。
「他人のために」は実行は難しいかもしれないが、「自分や家族のために」とうがいやマスク、時々のテストで安心しよう。(徳永憲治)