トパーズ強制収容所で「ワカサ記念碑」が最初に建てられたエリア。現在、境界線テープで囲まれている
石の移動の準備をするプロジェクトのスタッフ

 第2次大戦中に弁護士のフレッド・コレマツさんや画家のミネ・オオクボさんが抑留されていたユタ州のトパーズ収容所の歴史を保存するトパーズ博物館が、米国国立公園局(NPS)からの勧告に基づき「ワカサ記念碑」の修復と保護を行うことを発表した。
 1943年、トパーズ強制収容所の収容者たちは、軍の警備員に射殺されたジェームズ・ハツアキ・ワカサさんを追悼するために記念碑を建てたが、米国政府がこの記念碑の撤去を命じたため、2020年に記念碑と推定される大きな石が発見されるまでその詳細は不明だった。トパーズ博物館理事会が発掘した石を博物館の中庭に移設した後、21年にNPSが調査を開始し、このたび石碑の保存計画が作成され実施されることが決定した。

大きな石の移動は、フォークリフトが使われた

 トパーズ博物館委員会(TMB)は、当局からの勧告を2段階に分けて進める予定で、まず米国国立公園局とユタ州歴史保存局(SHPO)と協力して技術面での手順書を作成。その後石材保存の専門技術者を雇用して記念碑の査定や分析、保存処理の推奨を行うチームを結成し、米国国立公園局とユタ州歴史保存局の承認を得てから計画を実施するという。
 これは「ワカサ記念碑」の将来を決定する長期的かつ大規模なプロジェクトの一部で、現在進行中の「トパーズ・コミュニティー・アウトリーチプロジェクト」を通じ、地域や関係者からの意見を反映して実行される。同プロジェクトの詳細は、ウェブサイト(www.TopazCommunityOutreach.com) で閲覧可能。また、同プロジェクトとは別に、現地の考古学的な計画や2023年4月の80周年記念式典に向けた準備が進められている。
 トパーズ博物館委員会は、保存修復チームの進捗状況を一般に公開するという。トパーズ博物館の詳細は、電話435・864・2514またはウェブサイト—  
 https://topazmuseum.org/

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