この年になると、やはり脳みその働きが心配になる。「健忘症」は仕方がない。「認知症」は避けたい。「アルツハイマー」はお断りしたい。本当にお断りしたい。大事なので2回書く(ラノベ風強調の仕方)。
冗談はさておき、もともと記憶力の悪い自分としては「健忘症は日頃の訓練で何とかなる」らしい、に少しの期待を寄せ、頭を使わなければとは思いつつも「三日坊主」が頭をもたげる。
「認知症」も近くで見ていたので、できれば避けたい症状ではある。
先日のニュースで米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が日本のエーザイなどが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を完全承認するよう全会一致で勧告したという。
「レカネマブ」は脳の中のアルツハイマー病の原因と見られているタンパク質を取り除くことで、初期段階のアルツハイマー病の症状の進行を27%抑制したとして、その効果が期待されるという。これで完全承認されれば公的医療保険の適用範囲が広がる。僕ら、普通の保険持ちでも手に入れることができるようになるのだろうか。ただ、副作用として脳腫瘍や、脳浮腫が十数パーセント起こっているみたいだ。アルツハイマーも怖いが、脳浮腫や脳腫瘍も怖い。二者択一は厳しい問題だ。
今のところ投薬治療で完治させるわけではなく、進行を遅らせるのが目的のようだ。眼病の「緑内障」のようなものか。いったん発症したら、目薬などで進行を遅らせる治療と似ているかも。
日頃の生活である程度の病気、特に成人病などは防げる。栄養バランスのいい食事、適度の運動、十分な睡眠と健康的な生活をすればいろいろな病気の根源を断つことができる。
振り返ってみるに、栄養はでんぷん質が多いな。運動も一日中座りっぱなし。うん、不健康な生活だ。
病気になったらファンタジー世界ならば「エリクサー」や「万能薬」、SFならば遺伝子治療などで病気もけがも全快なのに。現実はやはり厳しいか。
せめて頭の体操でも頑張ってみるか。(徳永憲治)