フリーマン聡子氏は、赤ワインのピノ・ノアールと白ワインのシャルドネの2品種を栽培している

 公益社団法人「大日本農会」は令和5年度農事功労者をこのほど発表し、北米南加支会からはソノマ郡でワイナリーを経営する東京都出身のフリーマン聡子(あきこ)氏に緑白綬有効章を授与する。伝達式は7日、総領事公邸で開かれる。

緑白綬有功章が授与されるフリーマン聡子氏

 カリフォルニア州産出ワインは北米の90%の産量を誇り、特にソノマ郡はカリフォルニアのワイン発祥地として有名である。フリーマン氏は2006年、ソノマにワイナリーを設立し、当初から完全な無農薬栽培に取り組んだ。有機栽培は手間と費用が余分にかかるため、当時はそのような栽培者はいなかったという。フリーマン氏は複雑な深みを追求し今日まで完全無農薬栽培を貫き、独特の香りの味わいがあるワインを作り、出荷している。栽培するぶどうの品種はピノ・ノアール(赤)とシャルドネ(白)を使っている。
 フリーマン氏のワインは15年にオバマ大統領(当時)が安倍首相(当時)をホワイトハウスに迎えた公式夕食会で日本と米国に橋を架けるワインとして提供された他、米国大使官邸のハウスワインとして使われるなど、日米親善の一翼を担っている。
 大日本農会は明治14年(1908年)に日本の農業の発展と農村の振興を目的に創設された団体で、現在は7代目総裁として秋篠宮さまが就任している。明治27年から農事功績が顕著な人物に対して紫白綬有効章、紅白綬有功賞および緑白綬有効章の3種類の有効章を授与している。
 北米ではカリフォルニア州に農業移住した人々との親善を図るため昭和5年(1930年)に大日本農会北米支会が設立され、昭和35年に南加支会と北加支会に分かれた。
 日本では各都道府県知事および同会支会推薦、海外では南加支会の小山信吉会長の推薦に基づき、多年にわたって農業の発展や日米親善などに貢献した人物が受章している。今年度は農事功労者として日本で62人、海外で1人が受賞した。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です