

「Gratitude(感謝)」をテーマに開催中の日系社会最大の夏の祭典「第83回二世週祭」が佳境を迎え、小東京のアラタニ劇場で9日夕、二世週祭女王の戴冠式と二世週財団が選んだ功労者の表彰式が行われた。日系コミュニティーの各団体から推薦された7人の女王候補が舞台に上がり、キミ・ルックさんが新女王に選ばれた。
翌10日は祭りのハイライトであるグランドパレードが行われ、オープンカーに乗ったグランドマーシャルのトーマス・イイノさん、パレードマーシャルのイースト・ウェスト・プレーヤーズ劇団をはじめ、日系コミュニティーで活躍するリーダーや団体、個人が堂々と行進した。
各種催しは、日米文化会館で日本の伝統文化を中心に披露され、生け花、茶道、陶芸、木目込み人形の展示と実演、バザーや古書販売が行われた。また、「空手トーナメント」(テラサキ武道)や「日本歌謡協会米国歌謡祭」(アラタニ劇場)なども開かれ、日系文化と日本文化を南カリフォルニアの多様な人々に紹介し、多くの観客が会場や沿道に詰めかけた。

13日にはパイオニアスピリット賞受賞者を表彰する昼食会が開かれた。
祭りの実行委員長のヘレン・オオタさんは第1週の2日間を振り返り、「大勢の人が来場し、展示と実演を楽しんでもらい、豊かな日本文化を見せることができた」と胸を張った。新女王とプリンセスについては「日系社会の代表として日本の名古屋や米国各地のコミュニティーや団体を訪問することになる。親善大使として頑張ってもらいたい」とエールを送った。

二世週祭は今週末の16、17日にも多彩なイベントが展開される。日米文化会館のJACCCプラザでは両日プラザフェスティバルが行われ、日本食を含む各種ブースが並ぶ。17日の太鼓ギャザリングは地元の太鼓グループが一堂に会し、夏祭りのムードをいっそう盛り上げる。日米文化会館では書道、盆栽、木目込み人形、白磁陶芸など日本文化が紹介される。16日は西本願寺で「デコカーショー」、全米日系人博物館では「夏祭りファミリーフェスティバル」が催され、子どもたちがクラフト作りや各種ゲームに興じたり、絵本の読み聞かせを楽しめる。今年は博物館の本館が改修工事中のため、デモクラシーセンターを使って開催される。
最終日は1街を封鎖し、午後4時から街頭音頭(盆踊り)と閉会式を実施。街頭音頭は日本舞踊の社中や日系諸団体だけでなく一般にも開放され、参加を歓迎している。今年は例年以上に多くのライブ演奏が予定されている。路上に大きな輪を作って音頭を踊り、2週間にわたる祭典を締めくくる。

オオタ委員長は今週末のイベントについて、「日本の伝統文化の紹介と実演は無料で楽しむことができる。毛筆書道の体験など、家族そろって参加でき、楽しい1日となる」と語る。街頭音頭と閉会式はについては、「踊り方が分からなくても、見よう見まねで踊るのも楽しい。踊りの輪の中に入って思う存分踊ってほしい」と話し、参加を呼びかけている。
