
1961年に姉妹都市関係を締結し、5年ごとの節目に互いの都市を訪問して交流を続けてきたロサンゼルス郊外のモンテベロ市と日本の兵庫県芦屋市。今年は65年目の節目の年にあたり、4月13日に芦屋からの訪米団を迎え入れる。髙島良介市長を含む29人の芦屋代表団がロサンゼルス国際空港に到着予定。南カリフォルニアで最も歴史ある対日姉妹都市団体の一つである「モンテベロ—芦屋姉妹都市協会(MASCA)」が出迎え、モンテベロ市とMASCA主催による5日間の記念行事に参加する。滞在中は歓迎会や65周年記念夕食会、市議会や警察・消防署の訪問、モンテベロ・クリスチャンスクールでの交流、小東京での歴史見学、地元レストランでの食事、ドジャース観戦など多彩なプログラムが予定されている。桜をあしらったラッピングバスも運行され、来訪者を歓迎するとともに両市の友好関係を広く発信する。
両市の交流は59年に行われた協議を経て始まり、61年に正式調印された。当時、モンテベロ代表団が芦屋を訪問した際には、テレビ中継も行われる盛大な歓迎となった。市民や学生が日の丸と星条旗を振って歓迎し、学校での音楽演奏や着物姿での花束贈呈など、地域を挙げた温かなもてなしが行われた。こうした草の根交流が、その後の長年にわたる友好の基盤となっている。
現在もその証は両市に残る。モンテベロには芦屋公園や芦屋ガーデン、芦屋ロードが整備され、芦屋市にはモンテベロ・ローズガーデンや友情の鐘、モンテベロ通りが設けられている。象徴的な空間として、市民の記憶と交流の歴史を今に伝えている。
交流の柱の一つが64年に始まった「学生アンバサダープログラム」で、兵庫県芦屋市の芦屋国際交流協会(ACA)と協力してこれまでに約120人の高校生が相互訪問を経験。ホームステイを通じて家族ぐるみの交流を築いてきた。加えて、姉妹校交流や文化体験、退職教員による英語教育支援、看護師交流など、多様な分野での協力も続いている。
この姉妹都市関係は、アイゼンハワー大統領が提唱した「People to People」運動に端を発する。政治や制度を超えた市民レベルの交流が、長年にわたり揺るぎない絆を育んできた。
MASCAは今年11月中旬、芦屋への記念訪問団派遣も予定しており、次世代へと友好のバトンをつなぐ。 MASCAは非営利団体で、会員や寄付を広く募っている。65周年記念行事に関する問い合わせは、MASCA会員のマイケル・オカムラさん(michael.okamura@hotmail.com )まで。
