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楽しみはラノベ

 いまラノベなるもの楽しんでいる。ラノベとはライトノベルの略で、「日本の若者向けに書かれた小説」とされているようだが、その実これといった確たる定義があるわけではないようだ。特長はイラスト、漫画風挿し絵および表紙といった若者が目を引きそうな装丁・内容を多用している、いわゆる読む部分が多い漫画といったところだろうか。<!–more–> 日本の書店にはこういった「ラノベ」専用のスペースが設けられているらしく、それなりににぎわっているとか。書籍になったラノベで売れ行きの良いものからコミック化として発売され、さらに良ければTVアニメになる事もあるという。 某「体は子供、頭脳は大人」の探偵アニメのように25年以上も続く作品はさすがに無い。1クール(3カ月)で終了のアニメが多いようだ。 内容的には普通の小説のように何でもある。が、やはり若者向けだから「恋愛物」「クローク&ダガー(スパイ、ミステリー物など)」「SF」「ファンタジー」などが多いかな。 ちなみにラノベのどこが良いといって、まず七面倒くさくない。ガキの頃から俗にいう所の「文学」「文芸」は苦手だ。教養のためには読むが、どちらかといえば、有名な作家が書いた推理小説やSFのジュブナイルのほうが面白い。 「人生こんなにつらく苦しいのに、なにを好き好んでさらに陰気になる物を読むのか」と何かで見たか読んだ記憶がある。ま、そこまでは言わないが、読書も趣味のうち。確かに時間の無駄ではある。が、頭を使わず読んだ後にホンワリ、温かく、ドキドキするようなものがあればそちらの方がいい。 話はそれたが、このラノベにはネット上に投稿サイトがある。そのものズバリの「小説家になろう」というサイトが有名らしく、投稿者もいろいろ。何といっても無料、だから気にせず読める。それも魅力。【徳永憲治】磁針