寄付金を敬老の三宅代表(右から2人目)に手渡す日商の竹花会頭(左隣)。右はマック・宮崎実行委員長、左は柴邦雄同委員長

 ボイルハイツの敬老引退者ホームは13日、居住者を囲んだ新年会を同ホームで催した。会場には、在ロサンゼルス日本国総領事館の新美潤総領事や小田切敏郎領事をはじめ、南加日系商工会議所やその他日系諸団体の代表などが招待され、敬老創立者のジョージ・アラタニさんや故フレッド・ワダさんの正子夫人、また敬老のボランティアやスタッフらともに、新年のあいさつを交わし、今年1年の健康を願った。
 新年のあいさつに立った敬老シニアヘルスインクのショーン・三宅代表兼CEOは、敬老の支援にはコミュニティー全体の協力が必要であり、今までに多くの人から得たサポートに感謝、今後も継続した支援を願った。
 3カ月前に当地に着任した新美総領事は、この日初めて敬老引退者ホームを訪れたといい、その充実した施設と、居住者の明るい笑顔に感銘を受けたと述べた。また、繁栄や健康のシンボルである龍にふさわしく、「居住者の皆さんにとってもいい年になりますように。また、龍のようにいつまでもお元気で」と祝辞を述べた。
 南加日系商工会議所はこの日、昨年12月の3週間、小東京、ガーデナ、トーレンス、オレンジ郡の日系マーケット7店舗で日系諸団体と500人以上のボランティアの協力を得て行った「歳末助け合い募金運動」(マック・宮崎、柴邦雄・両実行委員長)で集まった寄付金総額9000ドルを敬老へ寄付した。
乾杯する敬老の居住者

 日商の竹花晴夫会頭はじめ、柴、宮崎両実行委員長は、寄付金贈呈は日商メンバーを中心にコミュニティーの皆で協力し、大きな声で協力を呼びかけた成果であるとし、「今日、こうして(居住者の)皆さんにわれわれの気持ちを持ってこられたことを嬉しく思う」と述べ、「私たちの先輩として、これからもわれわれを励ましてください」と、居住者の健康を祈願した。
 食後は、藤村石水さんによる祝吟、坂東三津拡会による日本舞踊などが披露され、最後は新島ナンシーさんのピアノ伴奏に合わせ、「お正月の歌」を大合唱。居住者をはじめ、集まった来賓全員で新年を祝った。
【中村良子、写真も】

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