2013年新年親睦会に集まった華道教授会のメンバーと来賓

あいさつする宮原会長

 池坊、小原流、松風流、草月流の教授で構成される華道教授会(宮原洋秀会長、サルシド・秀雲・ホセ副会長)は20日、恒例の新年親睦会を小東京のダブルツリーホテルで催した。名誉顧問や来賓を迎え、集まった会員は、流派を超え、日本の伝統芸能の普及に努める互いの活動をたたえ合い、親睦を深めた。
 サルシド副会長の司会で始まった新年会であいさつに立った宮原会長は、「62年間という長い歴史ある華道教授会を続けられることを嬉しく思う」と述べ、会員に引き続き協力を求めた。また、今年は新たに3人の会員が加わったことを発表。この日出席した小原流の大波まゆみさんと、大城恭子さんの2人がそれぞれ自己紹介した。
 華道教授会の主な活動は、南加いけばな教授会と交互に主催している二世週祭での華展がある。しかし今年は、初めて2つの教授会が合同で主催することが決定した。
 宮原会長は、「この狭い日系社会の中に華道教授会が2つあり、変則的なのはやはりあまりよくないのではないかとお互いに話し合い、今年は合同で華展を主催することになりました」と発表。「将来的には1つの教授会になれることを視野に、まずはその第一歩」として、初の合同華展を楽しみにしていると述べ、準備に向け会員に団結を呼びかけた。
 会場ではまた、あいにく欠席となった在ロサンゼルス日本総領事館の新美潤総領事からの祝辞が読み上げられ、同会の活躍をたたえた。
 食後は、2013年度役員が紹介され、会員がそれぞれ自己紹介。エンターテインメントには、沖縄舞踊で数々の賞を受賞、2009年にはカーネギーホールで踊った経験を持つ比嘉ベン直哉さんによる沖縄舞踊が披露され、参加者は楽しい午後のひとときを過ごした。
【中村良子、写真も】

沖縄舞踊を披露する比嘉ベン直哉さん

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