表彰された77歳以上のメンバーと金婚を迎えた土斐崎夫妻(前列左から3、4人目)と井上夫妻(同右から3、4人目)を交えて記念撮影
表彰された77歳以上のメンバーと金婚を迎えた土斐崎夫妻(前列左から3、4人目)と井上夫妻(同右から3、4人目)を交えて記念撮影
  南加福岡県人会(宗伸之会長)は22日、モンテベロ市のクワイエットキャノンで敬老祝賀会を開催した。77歳以上の会員を表彰するとともに、今年金婚式を迎えた2組も紹介。メンバーのこれまでの尽力をたたえるとともに、さらなる長寿を願った。
 メンバーと乾杯する同会最高齢の西川光子さん(左から3人目)

メンバーと乾杯する同会最高齢の西川光子さん(左から3人目)
 毎年、敬老祝賀会は10月に行っているが、今年は福岡市で海外福岡県人会世界大会が催されるため9月に開催。宗会長は「自分も含め会員26、7人が日本に赴き大会に参加します」と報告し、他地域に住む同郷の人々との交流を心待ちにした。
 祝賀会では77歳から91歳までのメンバー29人の名前が呼ばれ、それぞれの長寿を祝福した。
 1922年生まれで同会最高齢の91歳の西川光子さんも出席。西川さんの長寿の秘訣は毎日動くこと。「家事から庭のお手入れまで自分でできることはすべて自分でします」と語る。毎日約3時間歩き、15〜20分の軽めの運動をし、食事は好き嫌いなく何でも食べるという。そしてもっとも重要なことは「常に笑顔でいること」だと教えてくれた。
 結婚50年の金婚式を祝ったのは土斐崎洋一、和子夫妻と井上英一、忍夫妻の2組。「仕事も出勤の車も食べる物も50年間すべて一緒」と語るのは土斐崎夫妻。24時間いつも行動をともにしているので喧嘩は日常茶飯事。「3歳年上の姉さん女房でしっかり者の奥さんだったからよかった」と洋一さんは話す。
 井上夫妻も2歳年上の姉さん女房。「料理上手でいつもサポートしてくれてありがとう」と英一さんは忍さんに感謝の言葉を述べた。「喧嘩しても次の日に持ち越さず、寝る前に必ず『ごめんね』と謝ることが夫婦円満の秘訣」と伝授した。
 昼食の後は、松前会による日本民謡やマジックショー、カラオケ、小倉太鼓などのエンターテインメントが披露され、会員たちは余興を楽しみながら親睦を深めた。 【吉田純子、写真も】

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