ラインダンスに興じる参加者
ラインダンスに興じる参加者
 それぞれの趣味を謳歌し会員間で親睦を深めながら、奉仕でも日系社会に貢献する「大正クラブ」は2月16日、モンテベロのクワイエット・キャノンで、今年度役員就任式と新年親睦会を開催した。就任2年目となる福岡健二会長以下、全役員が留任し、参加者約85人がフラダンスのショーや、社交ダンス、カラオケなどに興じて交流を深めた。
 在ロサンゼルス日本国総領事館の須賀正広首席領事をはじめ、南加県人会協議会の当銘貞夫会長、南加日系商工会議所の青木義男会頭など、日系の主要20団体から代表が参加し、各来賓が代表で祝辞を述べた。須賀首席領事は、趣味を通じた同クラブの40年以上にわたる活動をたたえ「ますますの繁栄と日系社会への貢献を期待している」と述べた。
ラインダンスに興じる参加者
ラインダンスに興じる参加者
 福岡会長が新年のあいさつに立ち「今年も楽しく、朗らかで、すばらしい会になるように努力したい」と抱負を述べた。会の高齢化に対応するため「若返りを図り、誰でも気軽に参加できる老若男女の会にしたい」とし、休部状態にあるカラオケ部の再開と、新たに落語部を設ける考えを示した。
 席上、クラブへの特別協力者として、毎秋主催する健康フェアで奉仕で診察した桜井裕、ケネス手島両医師と、杉山敏子さんを表彰した。また、今年米寿を迎える会員の豊田智さんと川村まさこさんを敬老表彰し、福岡会長からそれぞれに盾や記念品が贈られた。
 顧問の菊地日出男さんが乾杯の音頭をとり、昼食をとりながら歓談した。第2部のエンターテインメントは、のど自慢のカラオケやダンス部員が華麗に舞って会を盛り上げ、朗々とした吟詠は会場いっぱいに響いた。
 大正クラブは現在、280会員が在籍し、旅行、愛石、盆栽、ダンス、写真、ゴルフに加え、渉外、会報、健康診断委員会、リフレッシュメントの各部を持つ。今年は新年会を終え、6月のダンスパーティー、8月の二世週祭(愛石と盆栽が展示)、11月の無料健康フェア、12月の忘年会などと活動する。
 福岡会長は、役員会で会員がつきたての餅を配ってみんなで食べると、会話は弾んだことをヒントに「活性化のために何か新しいことをしなければならない。『大正クラブに入っていてよかった』と思うような楽しい会にしたい」と抱負を述べた。
福岡健二会長(前列右から3人目)ら今年度の役員
福岡健二会長(前列右から3人目)ら今年度の役員

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