総額2300万ドルをかけ、リトル東京サービスセンター(LTSC)が小東京に建設予定の多目的スポーツ複合施設「ロサンゼルス武道館」(237~249 Los Angeles St.)事業に、ロサンゼルス郡参事会から100万ドルの助成金が支給されることになった。LTSC地域開発局がこのほど、発表した。

 LTSCは施設建設に必要な資金集めのための「キャピタル・キャンペーン」を2011年8月にキックオフ。現在までに目的額の50%以上が調達された。1970年に同建設計画が持ち上がって以来、長年にわたるコミュニティーの夢の実現へ向け、大きく前進している。
 郡参事会からの助成金は、公共の安全やギャング撲滅、高齢者や若者のレクリエーションなどを目的をした公園や施設建設支援「提案A」(第1区グロリア・モリナ郡参事提案、1992年11月3日と96年11月5日成立)により実現した。
 ロサンゼルス武道館は、総面積3万8千平方フィートの広さに、バスケットボール、バレーボール、マーシャルアーツなどが行えるコート4面や、ロッカールーム、コミュニティースペース、屋上ジョギングトラックや庭園、地下駐車場を備えた多目的スポーツ複合施設。土地を所有するロサンゼルス市とは2011年5月、年1ドルで50年の賃貸契約を結んだ。
 LTSCでは、工事に18カ月かかるとみており、2015年に着工、16年夏ごろのオープンを目指している。
 詳細はホームページで―
 www.budokanoflosangeles.com/
【中村良子】

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