2014年にLAを訪れた旅行者数は前年比4・8%増の4420万人で、観光消費額は前年比6・8%増の約196億ドルだったことがロサンゼルス観光局の調べで明らかになった。

 海外からLA市を訪れた旅行者数は前年比の5・6%増の650万人だった。日本人の旅行者数は31万人で、13年の29万1000人から6・5%増加した。
 国内からの旅行者数は3770万人だった。
 観光業などの経済効果は合計で302億ドルにおよぶと推測されており、うち海外からの旅行者の観光消費額はその3分の1を占めている。
 観光業による税収は23億ドルだった。
 「観光産業の発展は同時に、LA市の雇用の創出にもつながり、さらなる経済効果が期待できるようになる」とエリック・ガーセッティー市長は力を込める。
 ホテルの平均稼働率も78・9%、総販売客室数は前年比3・2%増の2810万室となった。
 ロサンゼルス郡で観光業従事者は46万4600人おり、昨年だけで2万5300人の雇用を新たに創出した。同郡の就業者の9人に1人が観光業に携わっている。
 ロサンゼルスダウンタウンにある高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン・ロサンゼルス」と「JWマリオット・ロサンゼルスLAライブ」の副社長兼総支配人のハビエル・カーノ氏は「今後も同市を訪れる旅行者が増えるよう、そして活気ある魅力的な都市と思ってもらえるようホテル業界も貢献していかなければならない」と話した。
 カリフォルニア州全体の観光産業も好調で、昨年加州を訪れた旅行者数は2億5100万人で観光消費額は1175億ドル。観光産業により100万人の雇用を創出し、州税、地方税合わせて93億ドルの税収があった。【吉田純子】

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