「額に汗して一生懸命に働き、リタイアしたあとは安心して老後の生活をエンジョイできる日本的なサービスが受けられる施設が必要になる」との思いから、1960年代に日系社会のリーダーたちが東奔西走して資金集めを熱心に行い、それに応えて日系社会の個人、企業、団体をはじめ、日米の企業や篤志家たちの善意の集大成として歳月をかけて誕生したのが敬老4施設です。
これまで、50年近くにわたり多くの日系一世、二世のパイオニアの人たちが、各施設で働く職員やボランティアの献身的、奉仕的な世話にあずかり、多くの恩恵を受けてきました。心のこもった日本的なサービスが居住者、入居者にとって、どんなにか心身の大きな癒しになったことでしょう。
高齢化社会を迎えて、今後ますますこうしたサービスと施設の充実が必要とされてくるとき、売却後も質の高い日本的なサービスが継続されるように、敬老4施設のこれからのあり方をもう一度真剣に考えて、日系コミュニティーの要望を反映させていく必要があるとの思いで、読者みなさまのご意見を募集いたします。
お寄せいただいたご意見は、「みんなの広場」欄や特設欄に掲載させていただきます。この問題を皆で共有し、広く考えていくうえで参考になればと思います。
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Rafu Shimpo
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敬老は偉大な日系人の先輩達が設立された南カリフォルニアで一番大事な日系人の資産であり、長年にわたって日米両国の日本人社会がサポートしてきた大切な施設です。それを事もあろうに見ず知らずの営利会社に売却するなどという暴挙は、人道上からも絶対に許されないことです。
このことが判明した以上、日系社会全員で絶対に阻止しなければなりません。もう決まったことだからと諦めたりしないようにしましょう。