宮内会長があいさつに立ち「今年もよろしくお願いします」と協力を求め、会員は大きな拍手で全力サポートを誓った。宮内会長は120周年の記念行事を成功に導き、会員の高い支持を得ている。会長は就任1年目を振り返り、県人会の活動はもとより、県人会を代表し県人会協議会の諸行事や懇意にする他の県人会の行事、冠婚葬祭に出席して「有意義な活動ができた」と胸を張った。鹿児島県人会の活動について「皆さんの活動への参加で成り立っている」と力説し、県人会最大行事のピクニックをはじめ、各行事への積極的な参加を呼びかけ「健康で楽しみましょう」と呼びかけた。会員増強に意気込み「これが私の今年最大の目標。誰か友達に鹿児島出身者がいれば紹介してほしい」と勧誘を促した。
会員子弟を鹿児島にへ派遣する研修プログラムを運営する「鹿児島ファンデーション」の山口弘会長が、奨学制度について説明した。ファンデーションは元々、県人会の中で活動していたが独立し、2012年から一昨年までに大学生を中心に13人の子弟を鹿児島へ送った実績を持つ。研修費用はファンデーションが全額負担するが、昨年は応募者がなかったため、今年の応募に期待を寄せ協力を呼びかけた。一昨年、鹿児島で催された第1回鹿児島県人会世界大会に参加
顧問の西元和彦さんが音頭をとり、薩摩特産の焼酎などで乾杯。食後はラッフル抽選会や会員による息の合ったデュエットを聴いて楽しんだ。最後は毎年恒例で、郷里の小原節を輪になって踊り盛り上がった。
宮内会長は、親睦会について「会員皆が打ち解けて楽しんでもらうことができてよかった」と喜んだ。今年の活動については「今日のようにうまくやっていきたい。新規会員を増やして、活気づけたい」と抱負を述べた。【永田潤、写真も】