この日、先制したのは先週の試合で接戦を制したレバリオン。順調に攻めていたが、流れが変わった。第1Qにディフェンスバックが足首脱臼で、救急搬送されたため、試合が25分間中断したためだ。
要の選手が抜け、ディフェンスのパスカバーが甘くなった。その隙を敵に突かれ、パスで得点を許していった。レバリオンも負けじと得意のランで反撃するも、勝利には遠くおよばなかった。鈴木は、この日もセンターでスターターとして出場し、チームトータル387ヤードラッシングの記録に一役買った。
鈴木は試合について「オフェンスは、今季の試合で一番良かったと思う」と胸を張ったが、ディフェンスは「踏ん張れずに厳しい試合になった」と振り返った。
プロ20年目の鈴木は「やることはすべてやった」と、引退を示唆して今シーズンに臨んだだけに「次が最後の試合になるかもしれないので、みなさんに見に来てもらって、応援を力に変えたい」と、闘志尽きるまでの「最後の戦い」に臨む。